イバン・ロドリゲス

TEX(1991-2002)-FLA(2003)-DET(2004-2008)-NYY(2008)-HOU(2009)-TEX(2009)-WSH(2010-2011)
通算成績 2543試合 .296 2944安打 311本塁打 1322打点 127盗塁 fWAR69.0
獲得タイトル:MVP1回、シルバースラッガー賞7回、ゴールドグラブ賞13回
1999年 144試合 .332 199安打 35本塁打 113打点 25盗塁 fWAR6.8
Pudge
キャッチャーとして歴代最多の2427試合に出場、歴代1位の通算盗塁阻止率.457、ゴールドグラブ賞13回、史上6人(キャッチャーとしては1人)しかいない通算打率.290、2500安打、550二塁打、300本塁打、1300打点以上をクリア*1など、数々の記録を樹立した歴史最強キャッチャーのひとり。
イバン・ロドリゲスはルーキーイヤーの1991年から盗塁阻止率.486とキャノンアームでランナーを刺しまくり、翌年の92年から10シーズン連続でゴールドグラブ賞を獲得。
バッティングもキャッチャーとしては頭ひとつ抜きん出ており、1999年には当時のア・リーグでプレーしたキャッチャーでは歴代最多となる35本塁打をマーク。
さらにロドリゲスはこの年、打率.333というハイアベレージに加え、100打点、100得点をクリアしており、MLB史上初の3割・30本塁打・100打点・100得点を成し遂げたキャッチャーとなった。
オフにはキャッチャーとしては史上9人目のMVPに輝き、キャッチャーとしては2012年のバスター・ポージーに匹敵する最高のシーズンを送った。
ロドリゲスは2003年にフロリダ・マリーンズの正捕手として世界一に輝き、2006年には長期にわたって低迷していたデトロイト・タイガースをポストシーズンに導くなど優勝請負人として活躍。
ロドリゲスはリードにも定評があり、2007年にはジャスティン・バーランダーのキャリア1回目のノーヒットノーランをアシスト。晩年もストラスバーグらトッププロスペクトとバッテリーを組み、彼らがエースになる足がかりをつくった。
ロドリゲスは2017年に有資格1年目で殿堂入り。一方で得票率は76%と当落ギリギリで、これは現役時代にホセ・カンセコが「ロドリゲスはドーピングしている!」と告発した影響があると言われている。




査定に関して
バズーカ送球
歴代最高の通算盗塁阻止率.457を讃えて。
1999年もキャノンアームは健在で、盗塁阻止率は脅威の.547ともはや盗塁を仕掛けてはいけないレベルの数字だった。
悪球打ち
ロドリゲスはどんなボールでもガンガン打ちに行くスタイル。1999年はわずか24四球しか選ばず、出塁率は.356にとどまった。
Nishiのこぼれ話
イバン・ロドリゲスの息子、デレック・ロドリゲスは元メジャーリーガー。
デレックは父親とは異なり投手の道を歩み、通算で12勝を挙げている。
*1:他にクリアした選手はベーブ・ルース、スタン・ミュージアル、ハンク・アーロン、ジョージ・ブレット、バリー・ボンズの5人