リアム・ヘンドリックス

MIN(2011-2013)-TOR(2014)-KC(2015)-TOR(2015)-OAK(2016-2020)-CWS(2021-2023)-BOS(2025-)
通算成績 476登板 33勝34敗 防御率3.82 727奪三振 116セーブ 42ホールド fWAR13.7
獲得タイトル:最多セーブ1回、マリアーノ・リベラ賞2回、カムバック賞1回
2021年 69登板 8勝3敗 防御率2.54 113奪三振 38セーブ fWAR2.7
オーストリア最強右腕
悪性リンパ腫にトミー・ジョン手術と度重なる苦難を乗り越え、2年ぶりにMLBにカムバックした剛腕リリーバー。
ヘンドリックスは2011年にメジャーデビューを果たすもそこから4シーズンはマイナーを行き来する4Aクラスの先発投手。
転機になったのは2015年のリリーフ転向。同年はブルージェイズで58登板、防御率2.92とブレイクの兆しを見せ、オフにトレードでアスレティックスに移籍。
2018年までは防御率4点台付近とイマイチ信頼性に欠けるリリーフ投手だったが、2019年に平均球速が2マイル近くアップしたことでリーグ屈指の本格派リリーバーに覚醒。同年はシーズン途中にブレイク・トライネンにかわってクローザーを任され、25セーブ、防御率1.80の好成績をマークした。
2020年短縮シーズンであったものの、14セーブ、防御率1.78とFAイヤーに最高クラスの成績を残し、オフにはホワイトソックスと3年5400万ドルの大型契約に合意した。
ホワイトソックス1年目の2021年は71イニングを投げて、与えたフォアボールは7個だけ(与四球率0.9)とコントロールが冴え渡り、一般的に3.5を超えればエリートクラスと言われるK/BBは16.14と異次元の成績をマーク。
シーズン途中にはカブスからキンブレルが加入するも、守護神の座を守り、リーグ最多の38セーブをマーク。オフには2年連続となるマリアーノ・リベラ賞受賞と大型契約に相応しい好成績でシーズンを終えた。
2022年はK/BBが5.31と流石に数字は落ちたものの、クローザーとして37セーブをマーク。オフにはWBC2023に母国オーストリア代表として出場することを表明するも、1月に悪性のリンパ腫が見つかり、治療に専念。
幸い同年4月に寛解し、メジャー復帰を果たした矢先、今度は右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けることが決定。これにより、ヘンドリックスは約2年間リハビリ生活を送ることとなった。
2025年はトミー・ジョン手術からようやく復活。36歳という衰えが顕著になる年齢に差し掛かったためか、平均球速は95マイルと全盛期からは2.7マイル近くダウン。
当初はクローザーの役割を期待されていたが、14登板で防御率6.59と大炎上。5月末には右股間節の故障で故障者リスト入りし、復帰は早くて9月中旬。このままシーズンを終える可能性も高そうだ。
球種はパワーカーブ、Vスライダー。
縦のスライダーは被打率.086とほとんど打たれなかった。




査定に関して
ノビB
ヘンドリックスのフォーシームはいわゆるライジングファスト系のボール。
2021年は投球割合の約7割を占めていながら被打率.216、Run Valueではプラス17と効果的に決まっていた。
一発
浮き上がるような軌道を描く速球を投げる投手の宿命か、ヘンドリックスも被本塁打が多く、2021年は11本のホームランを献上してしまった。