デリン・べタンセス

NYY(2011,2013-2019)-NYM(2020-2021)
通算成績 374登板 21勝23敗 防御率2.53 633奪三振 36セーブ 121ホールド fWAR11.2
獲得タイトル:特になし
2014年 70登板 5勝0敗 防御率1.40 135奪三振 1セーブ 22ホールド fWAR3.0
D. Dawg
実質的にプレーしたのは5シーズンだけとキャリアは非常に短かったが、ヤンキースファンを筆頭に絶大なインパクトを残したリリーバー。
べタンセスは2014年に3度目のメジャー昇格を果たすと160キロを超える速球とスラーブ*1を武器にリリーフ投手としては両リーグ最多となる135三振をマーク。新人王投票でも同僚のマー君を上回る3位にノミネートされる大活躍のシーズンを送った。
2015年以降もミラーやチャップマンに繋ぐヤンキースのセットアッパーとしてフル回転。2016年にはべタンセス→ミラー→チャップマンという全員が160キロオーバーの豪速球を操る勝利の方程式を結成し、“スリーヘッディッド・モンスター”としてシーズン前半戦を無双した。
べタンセスはルーキーイヤーこそは細かいコントロールには難があるものの、与四球率2.4とまずまずの数字だったが、キャリアを経るごとにノーコン病が悪化。2017年には与四球率6.6ととんでもない数字にまで悪化。
一時はイップス説も流れたが、2018年に与四球率3.5とコントロールが復活し、キャリハイとなる奪三振率15.5をマーク。同年べタンセスはリリーバーとしては史上初の5シーズン連続で100三振以上という快挙を成し遂げた。
ここまでは輝かしいキャリアを歩んできたべタンセスだったが、2019年以降は右肩のインピンジメント、アキレス腱断裂、ノーコン病再発とまともに投げられる状況ではなくなり、2022年に現役引退を表明した。
球種はナックルカーブ、スラーブ。
べタンセスはナックルカーブとスラーブを本人曰く投げ分けており、スラーブはカウントを整える用で、空振りを狙いにいくのはナックルカーブとのこと。
ナックルカーブの評価は非常に高く、2014年の被打率はわずか.084。




査定に関して
回またぎ◯
2014年はリリーフ登板だけで90イニングを突破。ファイヤーマンとして4アウト以上をとった登板数は35試合にのぼった。
*1:スタットキャスト上ではナックルカーブ扱いされている