フリオ・フランコ

PHI(1982)-CLE(1983-1988)-TEX(1989-1993)-CWS(1994)-ロッテ(1995)-CLE(1996-1997)-MIL(1997)-ロッテ(1998)-メキシカンリーグ(1999)-TB(1999)-サムスン(2000)-メキシカンリーグ(2001)-ATL(2001-2005)-NYM(2006-2007)-ATL(2007)-メキシカンリーグ(2008)-米独立リーグ(2014)-BCリーグ(2015)
MLB通算成績 2527試合 .298 2586安打 173本塁打 1194打点 281盗塁 fWAR42.0
獲得タイトル:首位打者1回、シルバースラッガー賞5回
1991年 146試合 .341 201安打 15本塁打 78打点 36盗塁 fWAR5.9
スコーピオン打法
世界各国のプロリーグで活躍し、プロ通算4259安打を放った稀代のヒットメイカー。
メジャーデビュー当初のフランコは俊足巧打の内野手で、1986年から4シーズン連続で打率3割をマーク。レンジャーズ時代の1991年には打率.341というハイアベレージをマークし、首位打者のタイトルを獲得。
1992年に膝を故障してからはスピードが失われ、ファースト兼指名打者にコンバート。1994年には自己最多となる20本塁打をマークするも、ストライキに突入し、シーズン終了。
オフにはMLB再開の見通しがたっていなかったこともあり、千葉ロッテマリーンズに電撃加入。当時は大物メジャーリーガーといえば横柄な態度をとるイメージが強かったが、フランコは練習熱心なナイスガイであり、ファンのみならずチームメイトからも人気が高く、バッティングでも打率.306と結果を残した。
オフには再びMLBに復帰し、96年には打率.326とハイアベレージをマーク。その後フランコはロッテ、メキシカンリーグ、KBOとプロリーグを転々。
どのリーグでも一定以上の成績をしっかり残したこともあり、2001年に43歳(実際には45、6歳という説もあり)と普通の選手であればとうに現役を退いている年齢にも関わらずMLBにカムバック。
フランコは2007年にMLB最年長記録となる48歳254日(実際には50代⁉︎)でホームランを放つなど様々な最年長記録を樹立。
MLBでのキャリアは2007年で終わったが、その後は日本のBCリーグの石川ミリオンスターズで選手兼任監督としてプレーするなど長きにわたってプロ生活を謳歌した。
現在はメキシカンリーグの打撃コーチとして活躍している模様。




査定に関して
守備D
ディフェンス面での評価はそれほど高くなく、1987年にショートからセカンドへコンバート。セカンドでも俊足は活かせず1991年のTZもマイナス6とイマイチ。
広角打法・流し打ち
フランコといえば逆方向への華麗なヒッティング。
1991年も測定できた本塁打9本のうち4本が逆方向に放たれたものだった。
ラインドライブ・併殺
フランコは低弾道のラインドライブヒッターで、MLB初期からゴロアウトの多さに伴うゲッツー量産に苦言を呈されていた。
フランコは20併殺を超えたシーズンがのべ6回、通算でも312併殺とゲッツーは非常に多かった。