スティーブン・ストラスバーグ

WSH(2010-2022)
通算成績 247登板 113勝62敗 防御率3.24 1723奪三振 fWAR36.6
獲得タイトル:最多勝利1回、最多奪三振1回、シルバースラッガー賞1回
2017年 28登板 15勝4敗 防御率2.52 204奪三振 fWAR5.9
一世を風靡したガラスのエース
大学時代に103マイル(166キロ)をマークし、2009年ドラフト前には「ドラフト制度が始まって以来、史上最高のピッチャー」と大注目された剛腕投手。
ドラフトではナショナルズが全体1位指名。ボラス案件だったこともあり、契約は難航したが、最終的にドラフト史上最高額となる4年総額1510万ドルで契約合意。
ストラスバーグは球界最高のトッププロスペクトと将来を嘱望され、メジャー初登板となる6月8日のパイレーツ戦では7回14奪三振と圧巻のピッチングを披露。
一方で、ストラスバーグは逆W型のフォームで知られ、故障リスクが高いと不安視されており、案の定同年8月に右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けることになった。
ストラスバーグは2012年に完全復活を果たしたが、故障リスク軽減のためナショナルズはイニング制限*1を設定。ストラスバーグはかなりのスペ体質でオールスター後には何処かしらを痛め、短期離脱というのが当たり前となってしまった。
とはいえ、健康時は最高レベルのピッチングで空振りを量産し、2014年にはリーグ最多の242奪三振をマーク。また、2017年には球団記録となる34イニング連続無失点を達成し、キャリアハイかつリーグ3位の防御率2.52をマーク。オフにはサイ・ヤング賞投票で3位に選ばれた。
2019年は珍しく故障とは無縁のシーズンを送り、リーグ最多の18勝をマーク。
同年はシャーザー、コービン、ロアーク、サンチェスという超強力先発陣のエースとしてチームを引っ張り、ポストシーズンではMLBタイ記録となる5勝をマーク。ストラスバーグの大活躍でナショナルズは世界一に輝いた。
オフには2016年に結んだ7年1億7500万ドルの大型契約を破棄すると、すぐさまナショナルズと7年総額2億4500万ドル(年平均3500万ドル)の超大型契約を結びなおし、ストラスバーグはMLB史上最も高給を受けとるピッチャーとなった。
しかし、ストラスバーグは2020年以降、深刻な胸郭出口症候群に悩まされ、この大型契約期間に投げられたのは8試合だけ。2023年には重度の神経損傷の影響でもはや運動できる体ではなくなり、事実上の現役引退となった。
2019年は最速155キロ、平均でも151キロと球速ダウンが始まっており、この大型契約は危ないと指摘されていたが、ドラフト始まって以来最高の逸材がこんな形でキャリアを終えるとは誰も思っておらず、多くのMLBファンを悲しませた。
なお、日本では2023年に現地記事を直訳し、「全ての身体活動を停止」とあたかもストラスバーグが寝たきりになったかのような報道がなされたが、実際はそこまでの重体ではない模様。
2024年の記事によれば、ストラスバーグはドアの開け閉めや子どもを抱き抱えるのに支障をきたしているとあり、腕を使った動作はできずとも、それ以外の日常生活は送れていると思われる。
球種はツーシーム、ドロップカーブ、スプリットチェンジ。
ストラスバーグのカーブとチェンジアップは球界最高クラスと言われ、2017年のRun Valueは2球種とも10オーバー。
また、ストラスバーグのチェンジアップは140キロ台中盤を計測することも珍しくなく、今回はチェンジアップをベースにしたオリ変で再現。





査定に関して
逃げ球
2017年の被本塁打率は0.67。これは両リーグ最小の数字だった。
球持ち◯
2017年のExtensionはMLB上位3%
*1:180イニングと言われている