サンディ・アルカンタラ

STL(2017)-MIA(2018-2023,2025-)
通算成績 146登板 41勝55敗 防御率3.32 789奪三振 fWAR17.6
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回
2022年 32登板 14勝9敗 防御率2.28 207奪三振 fWAR5.9
Sandman
160キロを超えるハードシンカーを武器に凡打の山を積み上げるマーリンズのエース。
アルカンタラは2017年オフのファイヤートレードでマルセル・オズナの交換相手としてマーリンズに加入。
2019年に先発ローテーション入りを果たすと、両リーグ最多の2完封、チームトップの197.1イニングをマーク。無援護に苦しみリーグ最多の14敗を喫してしまったが、この年のマーリンズの選手としては唯一のオールスターに選ばれるなど、低迷するチームの数少ない希望となった。
短縮シーズン明けの2021年は防御率3.19と好成績を残しながら、援護率2.9と相変わらずムエンゴで9勝15敗と大きく負け越し。
一方でイニングイーターとしての性能はずば抜けており、メジャー4位の205.2イニングをマーク。オフには5年総額5600万ドルで契約延長に合意した。
アルカンタラにとってのキャリアハイは2022年。最近では200イニング以上を投げるピッチャーが両手で数えられるくらいに減っているにも関わらず、この年のアルカンタラは両リーグ最多の6完投、8イニング以上投げた試合は14回ととにかく投げまくり、これまた両リーグトップの228.2イニングを記録。
防御率もリーグ2位の2.28と素晴らしい内容で防御率ベースのrWARではリーグトップの8.0を記録。オフにはサイ・ヤング賞を満票で受賞し、マーリンズの投手としては史上初のサイ・ヤング賞投手となった。
ところが、2023年は防御率4.14とイマイチなピッチングが続き、9月末には右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けることになった。
トミー・ジョン手術から復帰した2025年は速球の平均スピードこそは全盛期とほとんど変わらないものの、それ以外のスタッツが大幅に悪化。防御率も6.04と大荒れで、ファイヤートレード大好きなマーリンズ首脳陣ですら放出を躊躇うほど*1。
全盛期とはほど遠いピッチングが続くアルカンタラだが、6月以降は月間防御率が4点台半ばとやや復調の兆しを見せており、2026年に完全復活を遂げる可能性もゼロではない。
球種はスライダー、SFF、Hシンカー。
アルカンタラのハードシンカーはオリ変で再現。

アルカンタラのスプリットチェンジは2022年の時点では球界最高峰のチェンジアップと言われており、投球割合の約30%を占めながら被打率.146、Run Valueでは27を叩き出していた。




査定に関して
球速安定
先発投手でありながらシンカーの平均球速は158キロとめちゃくちゃ速い!
ゴロピッチャー
シンカーボーラーということもあり、ゴロ率はMLB上位10%の54.2%とかなり高かった。
負け運
アルカンタラはデグロムと同じく何故か援護に恵まれないピッチャー。
2022年は例年よりは援護があったものの、それでも3.1にとどまっていた。
*1:なお、アルカンタラ本人はトレードされると確信しており、トレードデッドライン当日はずっとケータイをチェックしていたらしい