ディラン・シース

CWS(2019-2023)-SD(2024-)
通算成績 156登板 57勝46敗 防御率3.75 1016奪三振 fWAR17.6
獲得タイトル:特になし
2022年 32登板 14勝8敗 防御率2.20 227奪三振 fWAR4.4
球界No.1のスライダーの使い手
現役選手の中ではNo.1と言われるVスライダーを武器に2021年から5シーズン連続で奪三振率10点台をマークしている先発右腕。
シースは短縮シーズンの2020年にホワイトソックスの先発ローテーションに定着し、2021年には13勝をマーク。
ブレイクイヤーとなった2022年は5月29日のカブス戦から8月11日のロイヤルズ戦にかけての14登板連続で自責点1以下*1と圧巻のピッチングを披露。
最終的にリーグ2位の防御率2.20、同じく2位の227奪三振と素晴らしい成績を残し、サイ・ヤング賞投票ではバーランダーに次ぐ2位に選ばれた。また、防御率ベースのrWARでは全投手トップの6.4を記録しており、オールMLBチームでは先発投手の1人として選ばれている。
好投の一方で、MLB下位16%の四球率(10.4%)、リーグワーストの78四球とコントロールはイマイチで、長いイニングを投げられないという課題を残してしまった。
シースは2024年開幕直前にパドレスに電撃移籍。パドレスでもエースとしてフル回転し、7月25日のナショナルズ戦では自身初となるノーヒットノーランを達成。自己最多タイに並ぶ14勝をマークし、サイ・ヤング賞投票でも4位に入った。
2025年は課題のコントロール改善のためにフォームを若干ショートアームに修正。しかし、制球難は相変わらずで8月23日の時点で防御率4.71と自己ワーストクラスの投球内容が続いてしまっている。
シースは今オフにFAになる予定。マチャドやボガーツらに大枚を叩いたパドレスの資金面は厳しく、高い確率でFA市場に出てくると思われる。
今シーズンの投球内容はイマイチだが、シースは先発ローテーションに定着してから大きな故障とは無縁で、また奪三振率自体は落ちていないため去年のマックス・フリードクラスの2億ドルを超える契約を提示する球団が現れてもおかしくはない。
球種はスライダー、ナックルカーブ、Vスライダー。
シースはスライダーを横変化が大きいものと、縦変換が大きいものとで投げ分けている。
スライダーの評価はめちゃくちゃ高く、2022年は被打率.128、Run Valueでは全投手トップとなるプラス35をマークしている。




査定に関して
奪三振
シースは前述の通り、MLB屈指の三振がとれるピッチャーであり、2022年もリーグ2位の奪三振率12.28を記録していた。
荒れ球・四球
この年の与四球率自体は3.8と一見ノーコンというほどではないが、実際にはかなり制球が荒れており、自慢の球威でなんとか抑え込んでいる印象が強い。
*1:その間の防御率は驚異の0.66