スペンサー・ストライダー

ATL(2021-)
通算成績 67登板 32勝10敗 防御率3.47 495奪三振 2ホールド fWAR10.2
獲得タイトル:最多勝利1回、最多奪三振1回
2023年 32登板 20勝5敗 防御率3.86 281奪三振 fWAR5.5
アトランタのドクターK
ルーキーイヤーの2022年にMLB史上最速となる130イニングで200奪三振に到達したドクターK。
この年のストライダーは先発投手としては2位となる平均157キロの豪速球を軸にしたパワーピッチで三振の山を築き、シーズンを通しての奪三振率は驚異の13.8!新人王投票ではチームメイトのハリス2世に敗れたものの、2位に選ばれる大活躍だった。
続く2023年は開幕から毎試合のように二桁奪三振を奪い、メジャートップの281奪三振、同じくトップの奪三振率13.5をマーク。防御率は3.86と昨年から1点近く上がってしまったが、FIPは2.85と優秀で、fWARはザック・ウィーラーに次ぐ5.5。
サイ・ヤング賞争いでは前述の防御率がネックとなり3位になってしまったが、指標上ではサイ・ヤング賞に輝いたスネルよりも上であり、事実上の現役トップ投手に登り詰めた。
2024年は開幕投手に選ばれたが、2登板目のダイヤモンドバックス戦で右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けることに。
トミー・ジョン手術から復帰した2025年は速球の平均スピードが2023年よりも1.5マイル(2.4キロ)もダウンしてしまい、8月23日の時点で防御率5.24と大炎上。
ストライダーは典型的なフライボールピッチャーで、今までは球威で差し込んでいた速球が今シーズンに関してはスタンドに運ばれることが激増し、被本塁打率は1.71と異常値を計測してしまっている。
ストライダーはメジャーリーガーでは珍しいヴィーガンであり、もしかするとそのポリシーがトミー・ジョン手術からの回復ならびに速球のスピードダウンに影響を与えてしまっている可能性もゼロではなさそう*1。
球種はスラーブ、Vスライダー、チェンジアップ。



査定に関して
ノビB
ストライダーのフォーシームは浮き上がるような軌道を描くライジングファスト。Run Valueでの評価も高く2022年はプラス21、2023年もプラス8をマークしている。
ドクターK
ストライダーといえばこの金特。ルーキーイヤーから2年続けて奪三振率は13.5オーバー。2023年のK%もMLB上位1%(36.8%)と超高水準だった。
勝ち運
2023年は援護率5.6とブレーブス強力打線の恩恵をフルに受けた。
球持ち◯
ExtensionはMLB上位7%と球持ちの良さは◎
球速安定
最速162キロに対して平均156キロとフォーシームの出力は安定している。
フライボールピッチャー
2023年のゴロ率がMLB下位13%とストライダーはかなり極端なフライボールピッチャー。
対ランナー×
2023年はランナー1塁の場面で被打率.248、OPS.717とやや苦戦。
*1:筆者の個人的な主観です