グース・ゴセージ

CWS(1972-1976)-PIT(1977)-NYY(1978-1983)-SD(1984-1987)-CHC(1988)-SF(1989)-NYY(1989)-ダイエー(1990)-TEX(1991)-OAK(1992-1993)-SEA(1994)
通算成績 1002登板 124勝107敗 防御率3.01 1502奪三振 310セーブ fWAR31.1
獲得タイトル:最多セーブ3回
1980年 64登板 6勝2敗 防御率2.27 103奪三振 33セーブ fWAR3.2
Goose
ローリー・フィンガーズ、ブルース・スーターとともにMLBにおけるクローザーの草分け的存在として知られる速球派リリーバー。
ゴセージは最速165キロ、常時150キロ台と1970〜80年代のピッチャーとしてはトップクラスのスピードを誇り、全盛期は速球だけで打者を制圧していたと言われるほど。
ゴセージは1975年にホワイトソックスのファイヤーマンとして62登板、リーグ最多の26セーブ、防御率1.84とブレイク。この時代のリリーバーは回またぎは当たり前でゴセージは141.1イニングを投げ、同年に記録したrWAR8.2はリリーフ投手の中で歴代最高の数字となっている。
1978年にヤンキース加入してからは、スパーキー・ライルにかわるクローザーとしてマウンドに上がり、当時の球団記録となる150セーブをマーク。
1980年には自己ベストかつリーグトップの33セーブをあげ、MVP投票とサイ・ヤング賞投票で3位にノミネートされた。
ゴセージは、同時代にプレーした多くのヤンキースの選手と同様にスタインブレナーオーナーと衝突し、1983年オフにFAに。加入先のパドレスでもクローザーとして3シーズン連続で20セーブとまずまずの成績を残したが、この頃から自慢の速球のスピードが落ち始め、1989年以降は、セットアッパーとしての起用が中心となった。
40歳を目前にした1990年にはダイエーホークスでプレー。通算300セーブという実績からクローザーとして起用されたが、防御率4.40と結果は残せなかった。
ゴセージは現役引退時点でMLB歴代3位の1002登板、歴代4位の310セーブ、リリーフがメインの投手としては歴代2位の1502奪三振とリリーバーとしてはレジェンドクラスの実績を残しており、2008年には見事、殿堂入りを果たしている。
球種はスラーブ、チェンジアップ、シンキングツーシーム。
ゴセージは結構いいスラーブを投げることが出来たが、基本的に速球1本で勝負していた模様。




査定に関して
荒れ球
ゴセージのコントロールは通算の与四球率3.6、1980年も3.4と割とアバウトで「コントロールに課題有り」と指摘されていたが、打者に的を絞らせないという意味ではプラスに働いていたと思われる。
全開
ゴセージは速球を全力投球する迫力満点のピッチングスタイルが持ち味。
短気
ゴセージは歯に衣着せぬ発言から度々首脳陣と衝突。ヤンキースで残した実績は球団史に残るレベルだが、数々の失言とスタインブレナー氏との確執で球団イベントは出禁になっているそうだ。
対ランナー×
1980年はランナー1塁の場面で被打率.292、OPS.841と滅多打ちにあっている。
Nishiのひとりごと
ゴセージの本名はリッチ・ゴセージ。ニックネームのグースは、ゴセージがキャッチャーのサインを見る際に首をグッと伸ばした姿がガチョウのように見えたことにちなんでとのこと。
本人はグースという呼ばれ方を気に入っており、基本的に登録名やサインカードでもグースと表記されている。
ちなみに、ゴセージのサインはなかなかに美しいことで知られ、筆者のコレクションの中でも存在感を放っている。

関連選手:クローザーの草分け的存在としてよく名前があがるピッチャー
ローリー・フィンガーズ
ブルース・スーター