コディ・ベリンジャー

LAD(2017-2022)-CHC(2023-2024)-NYY(2025-)
通算成績 1005試合 .259 942安打 196本塁打 597打点 91盗塁 fWAR23.8
獲得タイトル:MVP1回、シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞1回、フィールディング・バイブル・アワード2回、カムバック賞1回、新人王
2019年 156試合 .305 170安打 47本塁打 115打点 15盗塁 fWAR7.8
元・コンプリートプレイヤー
全盛期は5ツールに加え、ハイレベルな選球眼を兼ね備えた球界最高の野手のひとりとして注目を集めた元コンプリートプレイヤー。
ベリンジャーはマイナー2年目にフライボールレボリューションの波に乗り、パワーヒッターに覚醒し、ドジャース傘下トップのプロスペクトに成長。
ルーキーイヤーの2017年にはナ・リーグ新人記録となる39本塁打を放ち、新人王のタイトルを獲得。メジャー2年目は、いわゆる2年目のジンクスに苦しんだが、それでも25本塁打とまずまずの結果を残した。
ベリンジャーにとってのベストイヤーは2019年。ベリンジャーは開幕からの1ヶ月で打率.431、14本塁打と最高のロケットスタート。
前半戦はイエリッチと三冠王争いを繰り広げたが、後半戦に入って打率.256と失速。その影響で、最終的に打撃タイトルこそは無冠に終わったが、それでも打率.305、47本塁打、115打点と主要3部門で軒並みキャリアハイを更新。
ディフェンス面でも内外野を器用にこなし、トータルでDRSプラス23をマーク。DRSをベースにしているrWARではリーグトップとなる8.7を記録し、MVP投票では1位に選ばれた。
この時点では、ドジャースのファーストないしライトはしばらくベリンジャーのおかげで安泰と言われ、トラウトクラスの規模の契約延長交渉に入るのも時間の問題と言われていたが、2020年のリーグチャンピオンシップで右肩を脱臼してからは深刻な打撃不振に陥り、契約延長どころではなくなってしまった。
ベリンジャーは2021年から2年連続でOPS.654以下と全く打てなくなり、MVPから3年後の2022年オフにノンテンダーに。
ベリンジャーは同年オフにカブスと1年契約を交わすと、キャリアハイを更新する打率.307、26本塁打と完全復活。オフにはオプトアウト権のついた3年総額8000万ドルでカブスと再契約を結んだ。
大型契約1年目の2024年は、故障の影響で打率.266、18本塁打と微妙な成績にとどまり、オフにカイル・タッカーが加入したことで、半ば追い出されるような形でヤンキースにトレード。
ヤンキース1年目の2025年は、4月こそ打率.204とスロースタートだったが、5月以降はバッティングが2019や2023年を彷彿とさせるレベルに蘇り、9月20日時点で29本塁打、rWAR5.0をマーク。
現在ヤンキースは、ジャッジ、チザムJr.、グリシャムが30本塁打を達成しており、ベリンジャーもあと1本出れば、MLB史上3組目の30本塁打クインテットが誕生するだけに、残りシーズンの活躍に期待したい。
ちなみにベリンジャーはこのオフに再びオプトアウトする権利を有しており、現状よほどの事態がない限り、オプトアウトが確実視されている。年齢も30歳とあと4、5年はエリートクラスの成績を期待できるだけに、今オフの目玉として人気を博しそうだ。




査定に関して
走力B・内野安打
ベリンジャーは盗塁数こそは多くないが、スプリントスピードはMLB上位10%と俊足の持ち主。
肩A・送球B・レーザービーム
ベリンジャーといえば、ライトからのレーザービーム送球。2019年は自慢の強肩で10捕殺マークしている。近年は捕殺数こそは多くないものの、Arm StrengthはMLB上位20%と強肩は健在だ。
プルヒッター
2019年は長打のほとんどがライトからセンター方向よりで、レフトスタンドに届いたホームランはゼロだった。
アウトコースヒッター


ベリンジャーは基本的に真ん中に甘く入ったボールを打ち返すタイプだが、2019年はアウトコースのボールも、しっかりスタンドに叩きこんでいた。これは2018年オフに取り組んだ打撃フォーム改造で、リラックスして打席に立てるようになり、今まで苦手としていた外スライダーへの対応力が高まったことが要因のひとつと考えられる。
マルチ弾
2019年は4試合でマルチ弾を記録。
満塁男
2019年は2本のグランドスラムを放った。
選球眼
ベリンジャーはこの年、選球眼が覚醒。キャリアハイとなる95のフォアボールを選び、出塁率も.406と圧巻だった。