ポール・スキーンズ

PIT(2024-)
通算成績 55登板 21勝13敗 防御率1.96 386奪三振 fWAR10.7
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回*1、最優秀防御率1回、新人王
2025年 32登板 10勝10敗 防御率1.97 216奪三振 fWAR6.5
Pitch Mixの申し子
メジャー2年目にして更なる進化を遂げた怪物右腕。
ルーキーイヤーのスキーンズは最速164キロの豪速球と150キロ台中盤でシンカー方向に鋭く落ちるスプリンカーの2ピッチを軸に、ルーキーながら130イニング以上を投げた投手の中ではトップとなる防御率1.96と圧巻のピッチングを披露。
多くの1年目にブレイクした投手は、そのままの投球スタイルで2年目に挑む傾向が強い中、スキーンズはダルビッシュや、セス・ルーゴのような7球種以上を満遍なく織り交ぜて、打者に的を絞らせないPitch Mixと呼ばれるスタイルにモデルチェンジ。

スキーンズは画像のように2種類の速球系に、3種類のブレイキングボール、さらに2種類のオフスピードピッチと、合計7球種を巧みに操り、前半戦の時点でリーグトップの防御率2.01と無双状態に。
8月24日にはメジャーデビューから通算50先発を果たし、その時点での防御率2.02は、1970年代最強左腕のヴァイダ・ブルーが記録した防御率2.01に次ぐ数字だった。
スキーンズは後半戦に入ってからも調子を落とさず、最終的に両リーグトップの防御率1点台(1.97)でシーズンを完走。これにより、スキーンズはライブボール時代以降では、ルーキーイヤーから20先発以上した投手で、2年連続防御率1点台をマークした史上初の投手となった。
また、この他にもスキーンズは、23歳以下のシーズンで規定投球回に到達しながら防御率1点台を達成した4人目*2の投手になるといった快挙も成し遂げている。
防御率1点台となれば、さぞ最多勝争いにも絡んで当然だが、今シーズンのパイレーツは全く打てず、スキーンズの援護率はMLB下位15位の3.2と見殺し状態に。スキーンズはなんとか10勝することが出来たものの、黒星も同数の10と防御率からすれば信じがたい数字になってしまい、不甲斐ないチーム状況にスキーンズも苛立ちを募らせていた。
昨今の防御率重視のサイ・ヤング賞レースでは、スキーンズが頭ひとつ抜き出ており、受賞は確実。スキーンズは2026年のWBCではアメリカ代表として出場する旨を早くも表明しており、大会で最注目選手の1人になりそうだ。
球種はツーシーム、スライダー、スプリンカー、サークルチェンジ。
2024年にRun Valueでプラス17と圧巻の数字を叩き出したスプリンカーは今年に関してはプラス・マイナスゼロとまずまずだったが、それに代わってチェンジアップとスライダー(スイーパー)がRun Valueでそれぞれプラス9、被打率も.150以下と効果的に決まっていた。
決め球のスプリンカーは画像のようなオリ変で再現。





査定に関して
ノビB
2025年はフォーシームのRun Valueがプラス23と驚異的な数字をマーク。被打率も.202と優秀だった。
逃げ球
2025年の被本塁打率は0.5でこれはリーグ最高の数字。
球速安定
2025年は最高球速こそは昨年より2キロダウンしてしまったが、平均球速は98.1マイル(158キロ)と相変わらず先発投手としてはトップクラスの出力を維持。
要所◯
2024年から引き続き、スキーンズは走者を複数背負った、一打で大量失点につながるシチュエーションに強く、今年も満塁の場面で被打率.000、23塁の場面でも被打率.100と要所◯。
関連選手
ヴァイダ・ブルー
将来のライバル候補?ことジェイコブ・ミジオロウスキー
ポール・スキーンズ2024Ver