カル・ローリー

SEA(2021-)
通算成績 623試合 .226 489安打 153本塁打 376打点 21盗塁 fWAR22.9
獲得タイトル:本塁打王1回、打点王1回、ゴールドグラブ賞1回、プラチナ・ゴールドグラブ賞1回
2025年 159試合 .247 147安打 60本塁打 125打点 14盗塁 fWAR9.1
現役最強キャッチャー
Big Dumperのニックネームで親しまれる球界最強のキャッチャー。
ローリーはメジャー2年目の2022年にマリナーズの正捕手に定着。24年にはマリナーズのキャッチャーとしての球団記録となる34本塁打、フレーミングでは+13と最高クラスの成績を残し、25年開幕前に6年総額1億500万ドルでマリナーズと契約延長。
2025年は開幕直後からハイペースでホームランを量産し、5月末の時点で22本塁打をマーク。
アーロン・ジャッジ一強と言われていたア・リーグのホームランキング争いのトップに立つと、6月も11本塁打を放ち、オールスター前に30本塁打を放った最初のキャッチャーになった。
ローリーは前半戦を終えた時点で2001年のボンズに1本差の38本塁打と異次元の数字を残し、シーズン60本の大台を超えるのではと大注目を浴びることに。
後半戦に入ってもホームランのペースは落ちることはなく、8月24日には49本目を放ち、2021年にペレスが記録したキャッチャーとしてメインでプレーした選手のシーズン本塁打記録も更新。
さらに9月14日には55本塁打を放ち、1961年にミッキー・マントルが記録したスイッチヒッターとしてのシーズン記録も更新。さらに9月20日には1997年にグリフィーJr.が樹立したマリナーズの球団記録を更新する57本塁打を放ち、24日には60本塁打の大台に到達。
ローリーの大活躍でマリナーズは2001年以来、24年ぶりの地区優勝を果たし、ローリーをMVPに推す声も少なくはない。
ローリーはMVP投票における重要指数WARで、rWAR7.3/fWAR9.1と圧巻の数字を残しており、通常のシーズンであればMVP当確と言えるレベルだが、今シーズンはジャッジもrWAR9.8/fWAR10.1と球史に残る活躍を見せており、どちらが選ばれてもおかしくはない熾烈なMVP争いになることが予想される。
ちなみに今シーズン、ローリーが大ブレイクした要因はいくつか考えられるが、多くの有識者は
・打球角度が3度ほどアップし、MLBトップクラスの数字になったこと
・引っ張り方向に、かつてないほど強い打球を飛ばせるようになったこと
・苦手としていた左投手を克服したこと
・ストライクゾーンの甘いボールを初球であっても見逃さなかったこと
を挙げているようだ。




査定に関して
対左投手B
2025年は左投手に対して、打率.284、22本塁打、OPS1.040の好成績をマーク。
引っ張り屋
ローリーは引っ張り方向に放った打球の成績が
・Pulled RHB:打率.542、15本塁打、OPS1.915
・Pulled LHB:打率.484、26本塁打、OPS1.645
とまさに異次元の数字を残しており、金特の引っ張り屋を採用。
初球◯
初球に対しては、打率.432、17本塁打、OPS1.569と甘く入ったボールは軽々とスタンドインさせていた。
マルチ弾
2025年は11回のマルチ弾を記録。ちなみにこれは、ルース、マリス、マグワイヤ、ボンズ、ジャッジに並ぶMLB歴代最多タイ記録。
Nishiのひとりごと
ローリーのブレイク前までは、単年で切り取った際のキャッチャーの歴代最高の成績は、
・2012年のバスター・ポージー:キャッチャーとして歴代最高のfWAR9.8をマーク
・1997年のマイク・ピアザ:キャッチャーとして歴代最高のrWAR8.7をマーク
・1972年のジョニー・ベンチ:二冠王&MVP
のいずれかと言われていたが、この殿堂入りだらけのメンツに今年のローリーも加わることになりそう。
このままローリーが怪我なくキャリアを全うできれば、2020年代最強の座のみならず、歴代最強捕手としてMLB史で語り継がれるレジェンドになる可能性も高そうだ。
関連選手
歴代最強キャッチャー
バスター・ポージー
マイク・ピアザ
ジョニー・ベンチ
ローリーに記録を抜かれたレジェンズ
サルバドール・ペレス
ミッキー・マントル
ケン・グリフィーJr.