アーロン・ジャッジ

NYY(2016-)
通算成績 1145試合 .294 1205安打 368本塁打 830打点 65盗塁 fWAR61.6
獲得タイトル:MVP2回、首位打者1回、本塁打王3回、打点王2回、シルバースラッガー賞4回、ハンク・アーロン賞2回、ロベルト・クレメンテ賞1回、新人王
2025年 152試合 .331 179安打 53本塁打 114打点 12盗塁 fWAR10.1
現役最強のスラッガー
現役最強の称号のみならず、歴代最強の称号すらも視野に入る球界No.1スラッガー。
比較的スロースタートで知られるジャッジだが、2025年シーズンは、開幕から打撃が爆発し、4月末の時点でリーグトップの打率.427と驚異的なアベレージを記録。
5月になっても勢いは冷めやらず、6月頭の時点で打率4割付近を維持。ホームランも例年通り量産し、WARでも4点台後半と、年間14オーバーのペースで積み上げ、「歴史的シーズンになるのでは」と日本でも大注目。
6月に入ってからは、ホームランこそは相変わらずだったが、月間打率が3ヶ月連続で3割を下回り、7月末からは右肘の故障で10日の故障者リスト入り。
故障の影響で、打率も.320付近にまで下がってきたが、9月に入ってからは打率.370と息を吹き返し、最終的にキャリアハイとなる打率.331で首位打者のタイトルに輝いた。
今シーズンのジャッジがハイアベレージを残せた要因の一つにBABIP*1の異常な高さが挙げられ、6月の時点では.460と強運の極地のような数字を記録。揺り戻しもあり、最終的には.376にまで下がったが、それでもリーグトップクラスの数字だった。
BABIPが高かった理由は、運が良かったことも、もちろんあるが、それ以上に
・ジャッジの打席では野手が後ろに下がり、その分ヒットゾーンが増えた
・圧倒的パワーゆえ、打球速度が速すぎて内野手が追いつけない
といったことが挙げられている。
アベレージばかりにフォーカスしてしまったが、ジャッジは今季リーグ2位となる53本塁打をマークしており、これでジャッジは4度目のシーズン50本塁打を記録した史上4人目のバッターになった。なお、うち2人はお薬に頼っての結果であり、ナチュラルの選手としてはベーブ・ルースに続く2人目という快挙になった。
また、通算本塁打数も368本にまで伸ばし、ディマジオやヨギ・ベラを超えるヤンキースの球団4位記録にランクインした。
fWARではメジャートップかつ、自身3度目の10点台と圧巻の数字を積み上げ、MVP投票でも1位に推す声も多いが、今シーズンはカル・ローリーがキャッチャーにも関わらず60本塁打を記録しており、どちらになるかは蓋を開けてみなければ分からなそうだ。




査定に関して
守備D
昨シーズンはソトとのポジションの兼ね合いで不得手のセンターを守り、DRSマイナス7、ワールドシリーズでは痛恨のエラーと散々だったが、今シーズンは慣れ親しんだライトに復帰し、DRSプラス3とまずまずの数字を残した。シーズン途中でDHメインにならなければ、Cでも良かったレベル。
広角打法

画像のように広角にアーチを量産。
固め打ち
2025年は17試合で猛打賞。4安打放ったゲームも3試合あった。
初球◯
初球打率は恐怖の.569、14本塁打、OPS1.885。基本的に待球スタイルだが、甘く入ったら間違いなく打たれるイメージ。
逆境◯
ビハインド打率.385、OPS1.228
威圧感
2025年はリーグ最多かつキャリアハイを更新する36敬遠。
インコースヒッター

インコースを捌く技術も相変わらずピカイチ。
対ストレート◯
速球系に対しては打率.410、36本塁打と無双状態。Run Valueでもフォーシームに対して+25、シンカーも+19と圧倒的だった。
マルチ弾
2025年は7回のマルチ弾を記録。3月29日のブルワーズ戦では3本塁打と大暴れ。
選球眼
2年連続でリーグ最多となる124四球をマーク。出塁率も当然トップの.457。
*1:インプレーの打球に限った打率のことで、基本的には3割付近に収束すると言われている