カイル・シュワーバー

CHC(2016-2020)-WSH(2021)-BOS(2021)-PHI(2022-)
通算成績 1291試合 .231 1050安打 340本塁打 784打点 37盗塁 fWAR21.8
獲得タイトル:本塁打王2回、打点王1回
2025年 162試合 .240 145安打 56本塁打 132打点 10盗塁 fWAR4.9
アダム・ダン2世
ホームランかフォアボールか三振というアダム・ダンやジョーイ・ギャロを彷彿とさせるバッティングスタイルを貫くスラッガー。
シュワーバーは今でこそ、フルタイムのDHという印象が強いが、実はキャッチャーとしてメジャーデビュー。ルーキーイヤーの2015年には69試合で16本塁打と打てるキャッチャーとして台頭するも、翌年4月に左膝の靱帯を複数箇所断裂する大怪我を負い、復帰後は外野手にコンバート。
2019年にはチーム最多の38本塁打とパワーヒッターとして覚醒し、FAイヤーの2021年も6月にナショナルズの球団記録となる16本塁打、シーズンを通しても113試合で32本塁打の好成績を残した。
オフには何としてでも優勝をもぎ取りたいドンブロウスキーGM率いるフィリーズと4年総額7900万ドルの大型契約を締結。尚、シュワーバーの外野守備はメジャーワーストクラスであり、本来ならDHのあるア・リーグ向きと言われていたが、それを無視しての大胆な補強に、フィリーズはファイヤーフォメーションを組むのではと界隈で話題になった。
フィリーズとの大型契約の最初の2年間は、40本塁打こそはクリアしたものの、2023年に至っては打率..197、リーグワーストの215三振と尖りまくった成績をマーク。
不良債権化も懸念されたが、2024年以降は、打率.240オーバーとある程度アベレージも残せるように成長。
FAイヤーの2025年は前半戦を終えた時点で30本塁打とキャリアハイのペースでホームランを量産。8月以降は大谷との熾烈なホームランキング争いが繰り広げられたが、最終的に1本差のリードを守り切り、自身2度目となる本塁打王のタイトルに輝いた。
シュワーバーが放った56本塁打は、フィリーズの球団2位記録。また、シュワーバーは左投手から23本塁打放っており、これは左打者が左投手から打った本数という観点ではMLB歴代1位の記録とのこと。
シュワーバーはフィリーズとの4シーズン全てで30本塁打以上、40本塁打を超えたシーズンは3回と、比較的長期契約という面では失敗が多いドンブロウスキーGMの獲得案件の中では最高と言っても過言ではないグッドな契約となった。
シュワーバーは2度目のFAとなる2025年オフの時点で32歳と、あと2、3年は一線級の成績を見込める年齢であり、ライバルの動向次第では5年総額1億5000万ドルを超える契約を手にしてもおかしくはない。




査定に関して
初球◯
初球打率は.466。ノーストライク時は打率.423、21本塁打、OPS1.503とストライクをとりに甘く入ったボールは容赦なくスタンドに運んでいる。
対ストレート◯
シュワーバーは速球に強く、変化球に弱い典型的なブンブン丸。2025年は速球系に対して、打率.308、35本塁打をマークし、対フォーシームのRun Valueは+28と圧巻だった。
マルチ弾
2025年は5回のマルチ弾を記録。特に8月28日のブレーブス戦では4本塁打と完全にゾーンに入り、大谷とのホームランキング争いで大きくリードした。
選球眼・扇風機
2025年もアダム・ダンらしいバッティングスタイルは相変わらずで、108四球、197三振を記録。アダム・ダン率は49.8%でこれは54%を記録した2023年に次ぐ数字。