マット・ブラッシュ

SEA(2022-2023,2025-)
通算成績 170登板 14勝11敗 防御率3.31 227奪三振 8セーブ 54ホールド fWAR3.4
獲得タイトル:特になし
2025年 53登板 1勝3敗 防御率2.47 58奪三振 4セーブ 21ホールド fWAR0.8
マリナーズのブルペンエース
投球割合の実に61%がスライダーで占められるスライダーピッチャー。
ブラッシュは切れ味鋭いスライダーを武器に、2023年にセットアッパーとしてリーグ最多の78登板、チームトップの24ホールドとブレイク。
しかし、翌年はトミー・ジョン手術で全休となり、2025年5月に約600日ぶりのマウンドに復帰。
復帰後は速球のスピードこそは最速163キロから159キロ、平均158キロから155キロと若干ダウンしてしまったものの、2023年にRun Value+15をマークしたスライダーは復帰後も健在で、防御率自体はキャリアハイとなる2.47という好成績。
頼れるブルペンエースとして、チーム2位の21ホールドをマークし、ムニョスの休養時には守護神としてマウンドにも上がった。
なお、ブラッシュは前回のWBCでカナダ代表として出場しており、2026年大会でも選出される可能性が高そうだ。
球種はツーシーム、スライダー、SFF。
ブラッシュのチェンジアップは平均144キロとかなりのスピードを誇るためSFFで代用。また、トミー・ジョン手術前はナックルカーブも8%の割合で投げていたが、復帰後はわずか6球しか投じておらず、今回はオミット。




査定に関して
奪三振
ブラッシュはメジャーデビューから全てのシーズンで奪三振率11オーバーのドクターK。特に2023年は奪三振率13.6を誇り、リリーバーにも関わらず100三振の壁を突破していた。
ゴロピッチャー
ブラッシュは速球の大半がシンカー系のボールで占められるグラウンドボールピッチャー。2025年もゴロ率56.2%とMLB屈指の高さを誇った。
対ランナー×
2025年はランナー1塁の場面で被打率.293、OPS.902と打ち込まれてしまった。なお、得点圏にまでランナーが進むと、被打率.190、OPS.528と頼れるブルペンエースに変貌する模様。