ブランドン・ウッドラフ

MIL(2017-2023,2025-)
通算成績 142登板 43勝28敗 防御率3.10 871奪三振 1セーブ 2ホールド fWAR17.8
獲得タイトル:特になし
2021年 30登板 9勝10敗 防御率2.56 211奪三振 fWAR4.7
Big Woo
平均155キロの速球と多彩な変化球とのコンビネーションでゲームを支配するブルワーズのエース。
ウッドラフはメジャー3年目の2019年にブルワーズの先発ローテーションに定着し、チームトップの11勝をマーク。
当時は速球系(フォーシーム、シンカー)は一級品だが、変化球の精度は発展途上という評価だったが、翌年以降、カーブ、チェンジアップの精度がメキメキ上がり、2021年にはリーグ4位の防御率2.56という好成績をマーク。
打線が噛み合わず勝ち星こそは9勝にとどまったが、この年の覚醒したコービン・バーンズと共に強力な二枚看板を形成し、ブルワーズはナ・リーグ中地区で頭一つ抜けるチームへと変貌。オフにはサイ・ヤング賞投票でも5位にランクインしている。
ウッドラフの課題はなんといっても耐久力。2023年は故障の影響で11登板にとどまり、オフには右肩の手術を受け、2024年シーズンの全休が決定。
ウッドラフは2024年オフにFAになる予定だったため、当初は資金力に不安のあるブルワーズフロントがノンテンダーFAにするのではとの声もあったが、2024年開幕前に2年総額750万ドル(2026年の球団オプションあり)でチームに残留。
手術明けとなる2025年は調整中に右足首の故障や、打球が肘に直撃するという不運もあり、復帰は7月にまでずれ込んでしまった。それでも復帰後は新球種カッターが冴え渡り、12登板で7勝、防御率3.20の好成績を残し、チームのナ・リーグ中地区3連覇に大きく貢献した。
しかし、ポストシーズンは背中を痛めた影響で登板できず、ブルワーズの先発陣はエースをひとり欠いた状態で戦わざるを得なくなり、リーグチャンピオンシップではドジャースにスイープされるという屈辱を味わった。
球種はツーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ。



