ムーキー・ベッツ

BOS(2014-2019)-LAD(2020-)
通算成績 1531試合 .290 1767安打 291本塁打 913打点 196盗塁 fWAR62.6
獲得タイトル:MVP1回、首位打者1回、シルバースラッガー賞7回、ゴールドグラブ賞6回、フィールディング・バイブル・アワード6回
2025年 150試合 .258 152安打 20本塁打 82打点 8盗塁 fWAR3.4
球界屈指のコンプリートプレイヤー
メジャーリーガーとして活躍するためのあらゆるツールをハイレベルで兼ね備えたコンプリートプレイヤーにひとり。
ベッツは32歳を迎える2024年にライトからショートに異例のコンバート。ベッツは2023年にショートとして16試合出場しているものの、マイナー時代を含め実践経験はほぼゼロで、このコンバートには疑問符を抱くMLBファンが大多数。
コンバート直後は、送球ミスが目立ち、「大丈夫か?」となったものの、チームメイトのミゲル・ロハスから猛特訓を受け、シーズン終盤には落ち着いたプレーも増え、OAAこそはマイナス3とイマイチだったが、DRSでは+3と及第点の数字をマーク。
コンバート2年目の2025年は、開幕直前に謎の体調不良&食あたりのような症状に苦しみ、体重が10キロ以上落ちてしまうという最悪のスタート。東京ドームで行われた開幕戦には欠場したものの、アメリカに戻ってからは原因がわかったのか、元気な姿をとり戻し、MLBファンを安堵させた。
2025年は体重が大幅に落ちてしまった影響で、バッティング面ではキャリアワーストの成績に終わってしまったが、ショート守備ではDRS+17、OAA+6と現役ショートの中でもトップクラスの守備指標をマーク。
ゴールドグラブ賞争いでもファイナリストに選ばれており、DRSではライバルのアレン(+12)、ウィン(+2)から大きくリード。このまま行けば、外野とショートの両方でゴールドグラブ賞に輝いた史上初のメジャーリーガーになれる可能性も高そうだ。
また、ベッツの現時点での通算WARはfWAR62.6、rWAR75.1と殿堂入りの目安となる60の壁を突破。特にrWARでは100まであと25というところにまできており、2032年までの7年間でどこまで迫れるのかにも注目したい。



