ルイ・バーランド

MIN(2022-2025)-TOR(2025-)
通算成績 112登板 9勝14敗 防御率4.66 216奪三振 24ホールド fWAR1.3
獲得タイトル:特になし
2025年 74登板 4勝3敗 防御率2.97 75奪三振 22ホールド fWAR1.2
ブルージェイズの久保田
バーランダーによく似た名前の右のパワーリリーバー。
バーランドは2022年に先発投手としてメジャーデビュー。2023年には10先発と一時的に先発ローテーションに割って入っていたが、防御率4.63と結果を残せず。
2025年からはリリーフに完全転向すると、速球の平均スピードが先発時代よりもプラス2マイルとなる98マイル(約159キロ)と跳ね上がり、前半戦の時点で46登板・防御率1.81と一躍パワーリリーバーとして台頭。
トレードデッドラインではタイ・フランスとセットでブルージェイズに加入し、移籍先でもセットアッパーとしてフル回転。後半戦は疲れからか、防御率4.82とイマイチな数字に終わったが、要所はしっかり抑え、ブルージェイズの地区優勝に貢献した。
この時点では、日本のMLBファンの間でもそれほど知られた存在ではなく、筆者も「トレードデッドラインで移籍した選手だな」程度の認識だったが、ポストシーズンで毎試合のように登板し、その酷使ぶりから知名度がアップ。
ブルージェイズは10月31日の時点で、ポストシーズンを16試合戦っているが、バーランドはシュナイダー監督からハイレバレッジを任せられる存在と絶大な信頼を勝ち得ているようで、16戦中14登板とレジェンド右腕マイク・マーシャルを彷彿とさせるフル回転。
これまでのポストシーズンの登板数歴代1位は1997年にインディアンズのポール・アッセンマッカーサーというピッチャーが記録した14登板だったが、本日(10月31日)に登板したことで、バーランドも1位タイに並ぶこととなった。
球種はツーシーム、パワーカーブ、Vスライダー。



査定に関して
球持ち◯
バーランドはショートアームからギュンと一気に速球を繰り出すイメージ。スタットキャストによると球持ちの良さを表すExtensionはMLB上位7%と指標上でも裏付けられている。