アンドリュー・アボット

CIN(2023-)
通算成績 75登板 28勝23敗 防御率3.42 383奪三振 fWAR7.1
獲得タイトル:特になし
2025年 29登板 10勝7敗 防御率2.87 149奪三振 fWAR3.9
レッズ期待の左のエース
最速153キロとサウスポーとはいえ、MLBの中では遅い部類に入るが、球速以外のツールの総合力の高さが光るレッズ期待の若手左腕。
アボットはルーキーイヤーの2023年からレッズの先発ローテーションを任され、2024年には10勝、防御率3.72とまずまずの成績をマーク。
2025年はボールゾーンからストライクゾーンにギリギリに入ってくるスイーパーと、伸び上がるような軌道を描く速球のクロスファイヤーが絶妙に決まり、リーグ5位の防御率2.87と大ブレイク。
FIPベースのfWARは3.9ととび抜けて高いわけではなかったが、防御率ベースのrWARでは5.6とエース級の数字をマークした。
特に前半戦はレッズが下位に沈んでいたことから日本で全く話題になっていなかったが、防御率2.07とひっそりとスキーンズと最優秀防御率のタイトル争いをしており、オールスターにも選出されていた。
レッズは164キロ右腕ハンター・グリーンに、アボット、さらにはロドロ、バーンズと他球団であれば先発ローテーションの柱となれるような若手投手が4人も在籍。
さらにシンガー、マルティネスと実績のあるベテランも控えていることから、打撃陣の補強がうまくいけば、2026年はナ・リーグ中地区でも十分優勝争いに絡めるラインナップになりそうだ。
球種はスライダー、カーブ、チェンジアップ。



査定に関して
ノビB・フライボールピッチャー
アボットはノビのあるフォーシームを武器としており、2025年のRun Valueはプラス15の高評価。この手のフォーシームを武器にするピッチャーはフライボールピッチャーであることが多いが、アボットも例に漏れず2025年はゴロ率はMLB下位9%の数字だった。