エミリオ・パガン

SEA(2017)-OAK(2018)-TB(2018)-SD(2020-2021)-MIN(2022-2023)-CIN(2024-)
通算成績 477登板 28勝27敗 防御率3.66 581奪三振 65セーブ 71ホールド fWAR4.4
獲得タイトル:特になし
2025年 70登板 2勝4敗 防御率2.88 81奪三振 32セーブ 2ホールド fWAR1.0
レイズ魔改造工場出身のリリーバー
無名な4Aクラスのではピッチャーをトップ選手に魔改造することに定評があるタンパベイ・レイズ。レイズ加入を機に才能を開花させた投手のひとりが今回作成したパガンだ。
パガンは2019年にレイズに加入すると、浮き上がるような軌道を描く高回転フォーシームと切れ味鋭いカッターをマスターし、66登板で防御率2.31、チームトップの20セーブと大ブレイク。
普通、クローザー候補が育ったとなれば、FAまではキープするのがセオリーだが、レイズはパガンの価値が最大まで上がったと判断し、同年オフにすぐさまパドレスにトレード。
パドレスに加入した2020年はクローザーを任されるも、セーブ失敗が相次ぎ、セットアッパーに降格。パドレスでは2年連続で防御率4点台と振るわず、ある意味でレイズフロントの慧眼に唸らされた。
パガンは2021年までは速球とカッターのツーピッチだったが、ブルワーズに加入した22年からスプリッターもレパートリーに加え、23年には66登板で防御率2.99とプチ復活。オフには2年総額1600万ドルとリリーフとしてはなかなかの高待遇でレッズに移籍した。
レッズ1年目となる2024年は故障の影響で38登板にとどまったが、25年は開幕からクローザーとしてフル回転。ライジングファストとスプリッターのコンビネーションが冴え渡り、奪三振率10.6と支配力もなかなかのもの。最終的にリーグ2位の32セーブをあげ、レッズのポストシーズン進出に貢献した。
パガンは現在、フリーエージェント。今オフのFA市場にはディアスやイグレシアス、スアレス、ヘルズリー、フェアバンクス、ジャンセンと経験豊富なリリーバーが揃っており、その中でも比較的安価で獲得できそうなパガンに興味を示す球団は多そうだ。
個人的にはフライボールピッチャーということもあり、投手有利で知られるオラクル・パークを本拠地とするサンフランシスコ・ジャイアンツあたりが獲得するのではと考えている。
球種はカットボール、SFF。
決め球のスプリッターは被打率.121、Run Value+6とMLBでもトップクラスの威力を誇る。



査定に関して
ノビB・フライボールピッチャー・一発

パガンのフォーシームは画像からも分かるようにホップ成分が大きく、打者からすると浮き上がってくるような軌道を描く。
2025年はこのフォーシームが被打率.171、Run Value+9と効果的に決まった一方、この手のボールを投げる投手同様、パガンはフライボールがMLBでもトップクラスに多く、被本塁打率も1.3と危険水域に突入していた。
Nishiのこぼれ話
パガンはプエルトリコにルーツを持つメジャーリーガー。そのため、WBCではプエルトリコ代表の常連で、2026年も召集されることが確実視されている。
ちなみにパガンは過去2大会で防御率0.00とパーフェクトリリーフを披露しており、その記録をどこまで伸ばせるかにも注目だ。