ジェイコブ・デグロム

NYM(2014-2022)-TEX(2023-)
通算成績 248登板 96勝65敗 防御率2.57 1851奪三振 fWAR46.4
獲得タイトル:サイ・ヤング賞2回、最優秀防御率1回、最多奪三振2回、新人王、カムバック賞1回
2025年 30登板 12勝8敗 防御率2.97 185奪三振 fWAR3.4
帰ってきたデグロミネーター
常時160キロ近い弾丸ストレートと150キロを超える高速スライダーのコンビネーションで打者を蹂躙してきた2010年代後半最強右腕。
デグロムは2021年以降、度重なる故障に苦しみ、FAイヤーの22年も11登板どまり。それでもオフにレンジャーズと総額1億8500万ドルという特大契約を結ぶことに成功した。
レンジャーズ1年目の2023年はあろうことか6月に右肘を故障し、自身2度目となるトミー・ジョン手術を受けることに。本人も会見では涙を流すなどメンタル的にもキツそうだったが、リハビリを経て2025年に完全復活。
25年は開幕から先発ローテーションをしっかり守り、2020年以来となる規定投球回に到達。速球の平均スピードも全盛期よりは下がったとはいえ、平均157キロと先発投手としてはトップクラスのスピードを維持。
また、伝家の宝刀高速スライダーは平均スピードこそは150キロを割ってしまったが、140キロ台中盤を叩き出し、Run Valueもプラス12と威力は健在だった。
デグロムは前半戦を終えた時点で防御率2.32と自身3度目のサイ・ヤング賞もあり得る成績を残していたが、後半戦に入ってからは久しぶりのフルシーズンへの疲れか、防御率4.18と微妙な成績に。それでもシーズンを通しての防御率はリーグ6位の2.97としっかり2点台にはおさめており、オフにはカムバック賞を受賞した。
球種はHスライダー、カーブ、SFF。
ときおり投げる高速チェンジアップはSFFで代用。



査定に関して
ノビB
デグロムの見ていて気持ちの良い弾丸ストレートは2025年もRun Value+21と健在。
奪三振
2025年は奪三振率9.64をマーク。通常の先発投手であれば、「スゴい!」と評価されるところだが、デグロムとしてはキャリアで3番目に悪い数字であり、10点台を割るのは2016年以来、8年ぶり。
デグロムは2025年に1800奪三振のマイルストーンに到達しており、これは登板数・イニング数両方の観点でもMLB史上最速記録。2026年には2000奪三振のマイルストーン到達に期待したい。
負け運
そういう運命。
一発
2025年は26被弾。被本塁打率はキャリアワーストの1.36。
Nishiのこぼれ話
デグロムは2025年シーズンを終えた時点で、ライブボール時代以降に1000イニング以上を投げた先発投手としては歴代最高となるWHIP0.99をマーク。また、防御率もカーショウ(2.53)に次ぐ、2位(2.57)であり、ケガさえなければレジェンド級の実力と実績を誇っている。
デグロムは大学に入ってから投手転向、メジャーデビューも25歳と比較的遅咲きだったため、積み上げ系の数字は殿堂入りクラスに遠く及ばないが、歴代トップクラスの防御率やWHIPといった観点や、サイ・ヤング賞2回といった実績もあり、あと2、3シーズン規定投球回に到達、もしくは2500奪三振を達成できれば、かつてのコーファックスにように殿堂入り出来る可能性も非常に高いと言われている。