コール・ハメルズ

PHI(2006-2015)-TEX(2015-2018)-CHC(2018-2019)-ATL(2020)
通算成績 422登板 163勝121敗 防御率3.42 2558奪三振 fWAR51.6
獲得タイトル:特になし
2011年 32登板 14勝9敗 防御率2.79 194奪三振 fWAR5.1
Hollywood
伝家の宝刀チェンジアップを武器にフィリーズ王朝のエースとして君臨したサウスポー。
ハメルズは主要タイトルには縁がなかったが、安定感抜群のピッチングで知られ、メジャー2年目の2007年から2016年まで10年連続で180イニング以上を記録。2010年からは7シーズン連続で200イニングオーバーを達成し、防御率も全て3.65以下とまさに絶対的エースとしてのピッチングを披露した。
メジャー3年目の2008年にはレギュラーシーズンで14勝、リーグトップのWHIP1.08の好成績を残すと、ポストシーズンでも5先発で4勝、防御率1.80と圧巻の内容でフィリーズを世界一に導いた。
2011年にはハラデイ、リー、オズワルトとMLB史上でも歴代屈指の先発ローテーションを組み、キャリアハイとなる防御率2.79をマーク。チームも地区優勝を果たしたものの、ポストシーズンではナショナルズに敗れ、それ以降フィリーズは暗黒時代に突入することになった。
ハメルズは2012年7月に当時のサウスポーとしては歴代2位となる6年総額1億4400万ドルの超大型契約を締結。
2015年にはノーヒットノーラン達成とエースとして好投を披露していた一方、フィリーズは再建モードに舵を切り、同年のトレードデッドラインでレンジャーズに移籍。途中加入したレンジャーズでは7勝をマークし、翌年の2016年も15勝を挙げチームの2年連続となる地区優勝の原動力になった。
ハメルズは2020年以降、度重なる故障に悩まされ、わずか1登板どまり。毎年メジャー復帰を目指し、23年にはパドレスとマイナー契約を結んでいたが、結局メジャーに上がることはできず、同年8月に現役引退を表明した。
ハメルズのぱっと見の通算成績は殿堂入りに値するか微妙なラインだが、rWARでは59と殿堂入りラインの目安とされる60に肉薄しており、フィリーズ時代の10年間では1844奪三振をマーク。これは同スパンではキング・ヘルナンデス、バーランダーに次ぐ3位の記録。
また、晩年こそは故障に苦しんだものの、前述のように全盛期のハメルズは故障とは一切無縁であり、イニングイーターとして果たした役割は計り知れない。
ハメルズのキャリアは全盛期の10年間は圧倒的だが、それ以降のキャリアが短く、通算成績は伸び悩んだという面で、ヘルナンデスと非常に似ている。
そのヘルナンデスが殿堂入り投票で1年目から20.6%の得票を集めたことを考えると、ハメルズも20〜30%前後の得票を集めることが有力視されており、順調にいけば有資格8〜10年目までにはクーパーズタウンにその名を刻むことができるのではないかと言われている。
球種はカットボール、ナックルカーブ、チェンジアップ。
伝家の宝刀チェンジアップはホフマンのような打者からすると空中で止まっているように見えるパラシュートチェンジ。今回作成した2011年も被打率.139と絶対的な決め球として機能した。



査定に関して
ゴロピッチャー
ハメルズは2010年ごろにカッターをレパートリーに加えるとゴロ率が飛躍的に向上。2011年にはゴロ率52.3%をマークしている。
Nishiのこぼれ話
コール・ハメルズは端正な顔立ちでも知られ、そこからついたあだ名はハリウッド。ちなみに名付け親はチームメイトのジミー・ロリンズ。