オマー・ビスケル

SEA(1989-1993)-CLE(1994-2004)-SF(2005-2008)-TEX(2009)-CWS(2010-2011)-TOR(2012)
通算成績 2968試合 .272 2877安打 80本塁打 951打点 404盗塁 fWAR42.5
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞11回
1999年 144試合 .333 191安打 5本塁打 66打点 42盗塁 fWAR6.0
Little O
華麗なベアハンドキャッチで観客を沸かせた堅守のショート。
ビスケルは89年にマリナーズでメジャーデビュー。メジャーデビュー当初からアクロバティックな守備に注目が集まった一方、バッティングにはやや苦戦。
ビスケルにとって転機になったのはインディアンズへのトレード。ビスケルは93年から2001年まで9シーズン連続でゴールドグラブ賞を受賞。また、バッティングでも相変わらずパワーレスではあったものの、コンタクト能力が向上し、99年には打率.333の好成績をマーク。
同年からは殿堂入りセカンドのロベルト・アロマーとの鉄壁二遊間コンビを形成し、3シーズン連続で2人揃ってゴールドグラブ賞に輝いた。
ビスケルは30代後半になってもショートを守り続け、2007年にはMLB記録となる1591併殺を達成。この記録は最終的に1734にまで伸びた。
ビスケルは他にもショートとして歴代最多となる2709試合に出場といった偉業を達成しており、2012年の時点でショートとして歴代最長となる24シーズンプレーした選手にもなった。
ビスケルを語る上で欠かせないのが、守備率の高さであり、通算守備率.985はショートとしては歴代最高の数字。2000年にはわずか3失策、守備率.995と異次元の守備率をマークした。
ビスケルは通算2877安打を記録しており、ショートをメインで守り、これを上回る安打数を記録したのはジーター、ワグナー、リプケンJr.の3人だけ。
こうした輝かしい実績からビスケルの殿堂入りは間違いなしと言われており、有資格1年目で得票率37%の好スタートを切ったが、2021年にDV問題が明るみになると支持率が急落。
また、通算WARもfWAR42.5とそれほど高くなく、自慢のショート守備も通算TZプラス84、DRSプラス48と優秀であるものの、球史に残るレベルだったかと言われると微妙であり、その点もマイナスな影響を与えていると考えられる。




査定に関して
肩B
ビスケルはベアハンドキャッチからの鮮やかな送球という一連の動きから強肩ショートという印象が強いが、実際にはそれほど強くはなく、ビスケル本人も「肩は強くなかった」とインタビューで語っていた模様。
捕球S
1999年は15失策とビスケルにしてはエラーが多めだったが、それでも少ない部類。ショートとして歴代最高の通算守備率を誇っている実績も踏まえ、今回は捕球Sとして査定。
バント職人
ビスケルは通算で256犠打を記録しており、これはMLB歴代35位の大記録である。
関連選手:鉄壁二遊間コンビ
ロベルト・アロマー