柳賢振

ハンファ(2007-2012)-LAD(2013-2019)-TOR(2020-2023)-ハンファ(2024-)
通算成績 190試合 78勝48敗 防御率3.27 934奪三振 1セーブ fWAR20.1
獲得タイトル:最優秀防御率1回
2019年 29試合 14勝5敗 防御率2.32 163奪三振 fWAR4.9
コリアン・モンスター
朴賛浩、 金炳賢、秋信守を筆頭に1990年代後半からMLBで活躍する韓国人選手は何人もいたが、彼らはみな高校を卒業したタイミングで渡米しており、KBOで実績をあげた選手はいなかった。
そんな中、KBOからポスティングシステムを利用して初めてメジャーデビューを果たしたのが、柳賢振だ。
KBO時代の柳はルーキーイヤーに投手三冠、MVPと圧巻の投球を披露し、実働7年で5度の奪三振王のタイトルを獲得。この実績が評価され、2012年オフにドジャースと6年総額3600万ドルの契約を締結。
柳はメジャーでのルーキーイヤーから2年連続で14勝をマークとKBO最強左腕としての実力を存分に見せつけたが、2015年に肩関節唇、16年は股関節に左肘、18年も再び股関節と相次ぐ故障に悩まされ、4シーズン連続で規定投球回には届かなかった。
そんな故障ラッシュから完全復活となった2019年は8月11日の時点でリーグトップの防御率1.45をマーク。アジア系のメジャーリーガーとしては初のサイ・ヤング賞を手中におさめようとしていたが、23日のヤンキーズ戦、29日のダイヤモンドバックス戦と2戦続けて7失点と大炎上し、防御率は2点台に突入。
最終的にリーグトップの防御率2.32をマークし、アジア系メジャーリーガーとしては史上初となる最優秀防御率のタイトルこそは手にしたが、肝心のサイ・ヤング賞争いではジェイコブ・デグロームに敗れてしまった。
柳はオフにブルージェイズと4年総額8000万ドルの契約を締結。契約1年目の2020年はコロナ禍で短縮シーズンになってしまったが、5勝、防御率2.69の好成績をマークし、サイ・ヤング賞投票では3位にランクイン。
2021年も防御率こそは4.37とイマイチだったが、14勝をマークと、ここまでは大型契約の期待に応える好投を披露していたが、2022年に左肘を再び故障し、トミー・ジョン手術を受けることになり、契約後半はリハビリ生活を送った。
柳は2024年に古巣であるKBOのハンファ・イーグルスに電撃復帰。往年の支配力こそは失われたものの、25年は防御率3.23とまずまずの成績を残し、オフにはWBC韓国代表にも選ばれている。
前回のWBCでは日本戦で金廣鉉をぶつけてきたこともあり、第6回大会では、この柳賢振を日本戦でマウンドに上げるのではと勝手に予想している。
球種はカットボール、スローカーブ、チェンジアップ。
伝家の宝刀チェンジアップは被打率.190、Run Valueではトップとなる23と威力抜群。




査定に関して
コントロールS
柳賢振は、尊敬する投手がコントロールアーティストのクリフ・リーということだけあって、全盛期は左版マダックスと言えるほどのコントロールを誇り、2019年の与四球率はわずか1.18だった。
球持ち◯
球持ちの良さをあらわす指標ExtensionはMLB上位17%
低め◯

2019年は画像からも分かるようにチェンジアップを低めに丁寧に集めるピッチングで打者を蹂躙。失投もほとんどなかった。
ゴロピッチャー
カッターやシンカーといった手元で動く速球系を駆使したこともあり、ゴロ率は52.4%を記録。これはMLB上位13%に入る高水準だった。