ウィルヤー・アブレイユ

BOS(2023-)
通算成績 275試合 .256 217安打 39本塁打 141打点 17盗塁 fWAR6.1
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞2回、フィールディング・バイブル賞1回
2025年 115試合 .247 92安打 22本塁打 69打点 6盗塁 fWAR2.4
アストロズが逃してしまった逸材
ヒューストン・アストロズはトレードで覚醒前のジョシュ・ヘイダーやテオスカー・ヘルナンデスをみすみす放出してしまうなど、手痛いミスを定期的に犯しているが、そのミスで一番記憶に新しいのがアブレイユの放出だ。
アストロズは2022年のトレードデッドラインでキャッチャーのバックアップとして選手としてクリスチャン・バスケスを獲得し、見返りとしてアブレイユをレッドソックスに放出。バスケスは35試合で打率.250、OPS.585と微妙な成績でそのままチームを去った一方で、アブレイユはレッドソックス傘下で順調に成長し、2023年にメジャーデビュー。
24年にはキャノンアームといっさいの躊躇がないアクロバティックなライト守備で、両リーグトップとなるDRSプラス17をマーク。オフにはルーキーながらゴールドグラブ賞とフィールディングバイブル賞の2冠に輝いた。
メジャー2年目の2025年はDRSプラス15とトップクラスのライト守備はそのままに、パワー面でも著しい成長を見せ、規定打席には未到達ながら22本塁打をマーク。6月30日のレッズ戦では、ランニングホームランとグランドスラムを放ち、1958年のロジャー・マリス以来、67年ぶりとなる同一ゲームでランニングホームランとグランドスラムの2本を放った6人目の選手となった。
レッドソックスはライトのレギュラーにはしばらく困らなそうな一方、アストロズは人手不足に苦しんでおり、2025年はルーキーのキャム・スミスに託さなければならないほど。トレードにもしもは禁物だが、2022年のトレードでアブレイユを手放さなければ、ダイキンドームで躍動する姿も見られただけに残念である。
なお、アブレイユはWBCベネズエラ代表にも選ばれており、アクーニャJr.、チョウリオと強力な外野陣を形成することになりそうだ。




査定に関して
プルヒッター

アブレイユはかなり極端なプルヒッターで、2025年に記録した22本塁打はすべてライト(引っ張り)方向に飛ばしたものだった。
ローボールヒッター・対変化球◯

アブレイユはカーブやチェンジアップといった低めに曲がる変化球を得意としており、コース別打率でもその傾向が如実にあらわれている。
マルチ弾
2025年は4回のマルチ弾を記録。