李政厚(イ・ジョンフ)

キウム(2017-2023)-SF(2024-)
通算成績 884試合 .265 187安打 10本塁打 63打点 12盗塁 fWAR2.5
獲得タイトル:特になし
2025年 150試合 .266 149安打 8本塁打 55打点 10盗塁 fWAR2.4
風の孫
2024年にポスティングでMLB未経験にも関わらず、6年総額1億1300万ドルという大型契約を勝ち取ったKBOのスター選手。
イ・ジョンフの父、イ・ジョンボムはKBOにおけるレジェンドであり、1998年からは「韓国のイチロー」という異名を引っ提げて中日ドラゴンズでプレー。
KBO(キウム)時代のイ・ジョンフは父親譲りの類稀なるバットコントロールでヒットを量産し、ルーキーイヤーからメジャーに移籍するまでの7シーズン連続で打率.318オーバーを記録。また、2022年ごろからは引っ張り方向に長打を打てるようになり、同年には23本塁打と一発もあるバッターとして恐れられた。
サンフランシスコ・ジャイアンツではKBO歴代1位となる通算打率.340といった実績から打率3割、いきなり首位打者もあるのではと高い期待で迎え入れられ、筆者も打率.280くらいは最低でも残すのではと楽しみにしていたが、5月12日のレッズ戦で外野フェンスに激突した際、左肩を痛め、そのまま無念のシーズンエンド。
メジャー2年目の2025年は4月を終えた時点で打率.319とKBO時代の評価そのままのバッティングを披露。しかし、5月に入ってからは調子を落とし、6月に至っては月間打率.143と大ブレーキ。
この時点では不良債権まったなしと心配されていたが、8月に入ってからは2ヶ月連続で打率3割と復調し、最終的にはチームではトップとなる打率.266と及第点の数字でシーズンを完走した。
KBO時代は名手と言われていた外野守備ではArm StrengthでMLB上位9%に入るなど強肩は健在だったが、守備範囲はかなり狭く、センターでDRSマイナス18、OAAもマイナス5とMLBワーストクラスの数字を叩き出し、ハリソン・ベイダーの加入もあり、2026年からは両翼へコンバートされることが濃厚だ。




査定に関して
肩力A・送球B
2025年の送球の平均スピードは147キロで、 これはMLB上位9%に入る速さ。また、送球の精度も高く、 センターにも関わらず8捕殺をマークした。
走塁A
2025年は12本のスリーベースをマーク。
プルヒッター・流し打ち

8本のホームランはすべてライト方向に引っ張ったもの。
イ・ジョンフはKBO時代から流し打ちに定評があり、メジャーでも逆方向のライン際にヒットを量産していた。
粘り打ち
イ・ジョンフの最大の武器は空振りの少なさ。Whiff%(空振り率)とK%(三振率)は、 いずれもメジャー全体の上位5%に入っている。
内野安打〇
2025年は20本の内野安打を記録。また、 同年はわずか2併殺と俊足が光った。