郭泓志(クオ・ホンチー)

LAD(2005-2011)-統一(2014-2015)-富邦(2017-2018)
通算成績 218登板 13勝17敗 防御率3.73 345奪三振 13セーブ 55ホールド fWAR6.3
獲得タイトル:特になし
2010年 56登板 3勝2敗 防御率1.20 73奪三振 12セーブ 21ホールド fWAR2.3
台湾出身最強リリーバー
史上4人目となる台湾出身メジャーリーガーとして知られる、左の剛腕リリーバー。
クオは2005年にメジャーデビューを果たすも、故障の影響でフルスペックをなかなか発揮できず、デビューから3年間はメジャーとマイナーを往復。
転機になったのは2008年。クオは先発からリリーバーに転向すると、150キロ後半をコンスタントに叩き出す豪速球と切れ味鋭いスライダーで打者を制圧し、42登板で防御率2.14、奪三振率10.8と大ブレイク。純粋なリリーフ登板に限っての防御率は1.69であり、これはナ・リーグのリリーフ投手の中ではトップの数字だった。
2009年は再び故障に苦しんだが、2010年はブレイクイヤーとなった08年を上回る快投を披露。クオは前半戦を防御率0.99と驚異的な成績で折り返し、台湾出身メジャーリーガーとしては史上初となるオールスターゲームにも選ばれた。
後半戦に入ってからは、不調に陥ったジョナサン・ブロクストンに代わってクローザーに抜擢され、12セーブをマーク。シーズンを通しての防御率は1.20であり、これはメジャートップかつ、ドジャースのリリーバーとしての球団記録*1を樹立した。
高い期待を背負って迎えた2011年シーズンは、開幕から不安定なピッチングが続き、5月には不安障害を発症し、またもや故障者リスト入り。8月に復帰したものの、最速は昨シーズンから5キロもマイナスとなる153キロにとどまり、防御率も自己ワーストとなる9.00と苦しいシーズンとなった。
クオは2014年からCPBLの統一ライオンズでプレー。ライオンズ1年目は27セーブ、防御率2.59とメジャーでの実績に相応しい好成績をマークしたが、翌年以降は再び不調に苦しみ、2018年をもって現役を退いた。
球種はツーシーム、スライダー、チェンジアップ。
スライダーの威力も非常に高く、2010年の被打率はわずか.109。




査定に関して
対左打者A
2010年は左打者に対して36人連続アウトという大記録を樹立。シーズンを通しても被打率.095、OPS.271と完璧に封じ込めていた。
ノビB
全盛期のクオの球威は圧倒的で、2010年のフォーシームの被打率はわずか.137。
逃げ球
2010年に許したホームランは1本だけ。
奪三振
2010年も奪三振率10.95とドクターKぶりは健在。
対ランナー◯
ランナー1塁のシチュエーションでは被打率.135、OPS.335。ランナー1・3塁の状況下では1本のヒットも許さなかった。
*1:なお、現在の球団記録はエバン・フィリップスが2022年にマークした1.14