ティム・ヒル

KC(2018-2019)-SD(2020-2023)-CWS(2024)-NYY(2024-)
通算成績 452登板 24勝18敗 防御率3.84 276奪三振 4セーブ 81ホールド fWAR1.3
獲得タイトル:特になし
2025年 70登板 4勝4敗 防御率3.09 37奪三振 15ホールド fWAR0.0
左のアンダーアーム
アームスロットはマイナス19度と現役左腕の中では最も低いアングルから放たれるシンカーでゴロアウトの山を築くリリーバー。
ヒルはマイナー時代の2015年にステージ3の大腸ガンと診断され、シーズンを全休。化学療法と腸の半分を切除した影響で体重は大幅に落ちてしまったが、翌2017年にマウンドに復帰。
2018年にはメジャー昇格を果たすと、左のワンポイントとしてルーキーながら70登板とフル回転。パドレス時代の2021年にはリーグ2位の78登板と鉄腕ぶりを発揮した。
ヒルは2024年6月にホワイトソックスからDFAになり、ヤンキースに加入。移籍前は27登板で防御率5.87とマウンドに上がるたびに打たれていたが、ヤンキース加入後は35登板で防御率2.05、ポストシーズンでも10登板で防御率1.08と別人のような快投を披露し、オフには26年の球団オプション込みの1年285万ドルの契約延長を勝ちとった。
2025年も対左のセットアッパーとしてチーム最多の70登板。防御率も3.09と安定した成績を残し、ヤンキースはすかさず26年の球団オプションを行使した。また、同年オフには逆境を乗り越え、活躍した選手に贈られる「トニー・コニグリア賞」を受賞している。
ヒルはWBCアメリカ代表の予備ロースターに選ばれており、準々決勝進出が決まったタイミングで、ヤーブロー、ワカ、スクーバルとの入れ替えの形でベスト、ロジャースと共にロースターに加わった。
球種はスライダー、Hシンカー。
Hシンカーはシンキングツーシームをベースに画像のようなオリ変で再現。





査定に関して
対左打者A
ヒルは対左打者のスペシャリスト。2025年も左打者に対して、被打率.181、OPS.444と完璧に封じ込めていた。背中側から急にボールが迫ってくるような軌道は、左打者にとっては悪夢そのもの。初見ではまず打てないだろう。
打球反応◯
ティムは変則左腕ながらフィールディングに秀でており、2024年にはグラブを弾くほどの勢いのピッチャーライナーを素手でキャッチしアウトにするという曲芸プレーを披露。2025年もDRSプラス4と高い守備力は健在だった。
ナチュラルシュート・ゴロピッチャー
投球割合の約8割はシンカーで、2025年も64.8%と極めて高いゴロ率を誇った。
Nishiのひとりごと
左のアンダースローはメジャーでも極めて珍しく、筆者の知る限りではロッキーズなどで活躍したマイク・マイヤーズとティム・ヒルの2人くらいしかいないと思われる。
関連選手:マイク・マイヤーズ