ジェームズ・パクストン

SEA(2013-2018)-NYY(2019-2020)-SEA(2021)-BOS(2023)-LAD(2024)-BOS(2024)
通算成績 177登板 73勝41敗 防御率3.77 1005奪三振 fWAR19.3
獲得タイトル:特になし
2017年 24登板 12勝5敗 防御率2.98 156奪三振 fWAR4.4
The Big Maple
度重なる故障に苦しみ続けたガラスのエース。
パクストンは2013年9月にメジャーに昇格すると、当時のサウスポーとしてはトップクラスとなる平均154キロの速球で打者を圧倒し、4先発で3勝、防御率1.50をマーク。
「キング・ヘルナンデスに次ぐエースが現れた!」と多くのマリナーズファンから高い期待を受けるも、翌年以降は故障ラッシュに悩まされ、ポテンシャルをなかなか発揮できずにいた。
パクストンは2017年にようやくブレイク。17年は左前腕と左胸筋の故障で2度故障者リストに入ったものの、24先発で12勝、防御率2.98の好成績をマーク。特に7月は6先発で6勝、防御率1.37と圧巻の投球内容で、ピッチャー・オブ・ザ・マンスにも輝いている。
2018年は防御率こそは3.76に悪化したが、キャリアハイとなる160.1イニングを投げ抜き、5月8日のブルージェイズ戦ではノーヒットノーランも達成。
オフには当時のトッププロスペクトだったジャスティス・シェフィールドとのトレードでヤンキースに移籍した。ヤンキース1年目の2019年はまたもや規定投球回には到達できなかったが、キャリアハイとなる15勝をマーク。
2020年以降は、再び故障ラッシュに見舞われ、2021年にはトミー・ジョン手術を受け、シーズン全休。ドジャース時代の2024年には前半戦だけで8勝とプチ復活するも、防御率は4.43と冴えず、DFAされてしまった。
パクストンはその後、レッドソックスに加入するも、ふくらはぎの部分断裂を起こし、同年をもってキャリアに区切りをつけることを表明した。
もうパクストンのピッチングを見れないと思っていた矢先、第6回WBCでカナダ代表として現役復帰が決定。大会では約1年半のブランクがあったにも関わらず150キロ台中盤のフォーシームを投げ込み、カナダのベスト8進出に貢献した。
球種はカットボール、ナックルカーブ、チェンジアップ。



査定に関して
逃げ球
2017年の被本塁打率は0.60。これは120イニング以上を投げた投手の中ではリーグ1位の数字だった。
奪三振
2017年は奪三振率10.32をマーク。2018年にはキャリアハイとなる11.68をマークし、規定投球回に届いていないにも関わらず、シーズン200奪三振をクリアしている。
ポーカーフェイス
パクストンを語る上で欠かせないのが、2018年4月6日のツインズ戦でのワシ襲来事件。試合前のセレモニーで訓練されたハクトウワシの「チャレンジャー」が放たれたが、なぜかワシのトレーナーではなく、パクストンめがけて舞い戻り、そのまま右肩に着地。
通常であれば慌てふためく場面だが、パクストンは全く動じることなく、事態を静観。その堂々とした姿はチームメイトのみならず、敵将のモリター監督も称賛したほど。