ハビアー・バイエズ

CHC(2014-2021)-NYM(2021)-DET(2022-)
通算成績 1348試合 .252 1206安打 193本塁打 685打点 115盗塁 fWAR25.2
獲得タイトル:打点王1回、シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞1回、フィールディング・バイブル・アワード3回
2019年 138試合 .281 149安打 29本塁打 85打点 11盗塁 fWAR5.6
El Mago
エル・マーゴ(スペイン語で魔術師)のニックネームで親しまれた天才ショート。
全盛期のバイエズはとにかく野球IQが高く、隙を見せれば変幻自在なスライディングでセーフをもぎとり、ショート守備ではノールックタッチでランナーを鮮やかに刺すなど、見ていて非常に楽しい選手。
メジャーデビューから2018年まではセカンドをメインで守っていたが、アディソン・ラッセルの不調ならびにDV問題で、2019年からフルシーズンでショートに転向。すると守備指標のDRSでプラス32というアンドレルトン・シモンズ級の数字を叩き出し、魔術師の二つ名に違わぬ圧倒的な守備力を披露した。
バッティングでも2018年に34本塁打、2019年も29本塁打とパンチ力を発揮したが、選球眼という概念がほぼ存在しないかのごとく、どんなボールでもアグレッシブに追いかけるバッティングスタイルが災し、出塁率は3割そこそこにどまり。フリースインガーゆえ三振も非常に多く、2021年にはリーグワーストの184三振を喫してしまった。
バイエズは2021年オフにFAとなり、デトロイト・タイガースと6年総額1億4000万ドルで契約合意。タイガースはバイエズをコアに再建を一気に終わらせる予定であったが、タイガース加入後のバイエズはフリースインガーぶりがさらに悪化。
2022年から3シーズン連続で打率.238以下、ホームランも23年から2シーズン連続で一桁と惨憺な状態で、かつて「魔術師」の異名を誇ったショート守備も24年からマイナスに転落し、2025年からはセンターにコンバートすることになった。
2025年は打率.257、12本塁打とプチ復活を果たしたが、契約規模に見合った活躍とは言えず、このまま行くと球団史に残る失敗契約の一つになりかねない。
バイエズはプエルトリコ出身のメジャーリーガー。2021年のメッツ時代には同郷のリンドーアと二遊間を組み、2026年のWBCでも再び2人揃って打線を牽引することを期待されたが、リンドーアは保健問題で、バイエズはマリファナ使用が発覚し、出場を断念した。




査定に関して
走力B・盗塁F
バイエズは2019年にスプリントスピードでMLB上位14%に入るなど、MLBでも上位クラスの走力を誇っていたが、盗塁を仕掛けるのには消極的で2019年は11盗塁(成功率61%)にとどまっている。
走塁B
バイエズと言えば、卓越した走塁センス。2018年には9本、2019年も4本のスリーベースヒットを放っている。
送球F
バイエズは捕球まではMLB最高クラスのショートだが、送球エラーが非常に多く、2019年も12回の送球エラー。タイガース時代の2022年にはリーグワーストの26失策を喫したが、そのうちの17回は送球エラーによるもの。
魔術師
エル・マーゴの二つ名と2019年に記録したDRSプラス32という驚異的な守備指標を踏まえて、金特を採用。
併殺
2019年は16併殺とスプリントスピードの割にゲッツーが多かった。