ジョニー・クエト

CIN(2008-2015)-KC(2015)-SF(2016-2021)-CWS(2022)-MIA(2023)-LAA(2024)
通算成績 370登板 144勝113敗 防御率3.52 1857奪三振 fWAR31.5
獲得タイトル:最多奪三振1回
2014年 34登板 20勝9敗 防御率2.25 242奪三振 fWAR4.4
変幻自在のトルネード
野茂やルイス・ティアントを彷彿とさせる、打者に背中を向けるほど体を大きく捻るトルネード投法が特徴の先発右腕。
クエトはトルネードというただでさえタイミングをとるのが難しいフォームに加え、高速クイックや、投球動作の途中で体を小刻みに揺らす“シミー(Shimmy)”を活用し、打者を幻惑。
そのあまりにも動くフォームからタイガースのブラッド・オースマス監督は「ボークではないか?」と審判団に猛抗議。結果として、クエトのフォームは「ボークではない」とお墨付きをもらい、それ以降も変則投球を続けていった。
クエトは独創的なフォームにばかり注目が集まるが、全盛期はレッズのエースとして大活躍した実力派であり、2012年には19勝、防御率2.78とブレイクし、サイ・ヤング賞投票でも4位にランクイン。
2014年はリーグ1位のQS29回、リーグ最多となる243.2イニングとイニングイーターとしては最高の働きぶり。リーグ2位となる20勝、同じく2位の防御率2.25、ストラスバーグに並ぶリーグ最多の242奪三振と投手の主要タイトルで上位を独占したものの、この年はカーショウが防御率1.77と球史に残る投球を披露しており、サイ・ヤング賞投票では2位に終わってしまった。
ちなみにナ・リーグではその後、クエトが同年に記録した243.2イニング以上を投げた投手は皆無であり、1試合100球というトレンドが確立されたこともあり、今後も塗り替えられることはなさそうだ。
FAイヤーの2015年はトレードデッドラインでロイヤルズに移籍。シーズン成績こそは防御率3.44とクエトにしては微妙な内容に終わったが、ポストシーズンでは2勝を挙げ、ロイヤルズの世界一に貢献した。
クエトはオフにジャイアンツと6年総額1億3000万ドルの大型契約を締結。
2016年はチーム最多となる18勝、防御率2.79と大型契約の期待に応える圧巻の成績を残したが、2017年以降は不調や故障に苦しみ、不良債権になってしまった。
ホワイトソックスでプレーした2022年には8勝、防御率3.35とプチ復活を果たすも、1年850万ドルで加入したマーリンズでは防御率6.02と再び炎上した。
球種はツーシーム、カットボール、スライダー、サークルチェンジ。
決め球のチェンジアップの被打率は.113と威力抜群。



査定に関して
尻上がり
7回から9回までの防御率は1.44と後半でもスタミナが途切れない。