ランス・バークマン

HOU(1999-2010)-NYY(2010)-STL(2011-2012)-TEX(2013)
通算成績 1879試合 .293 1905安打 366本塁打 1234打点 86盗塁 fWAR55.9
獲得タイトル:打点王1回、カムバック賞1回
2001年 156試合 .331 191安打 34本塁打 126打点 7盗塁 fWAR6.8
Big Puma
キラーB'sの一員としてアストロズ打線を牽引した強打のスイッチヒッター。
バークマンはややポッチャリ体型で、ファンからは当初エルビス・プレスリーに似ていることから「ファット・エルビス」と呼ばれていたが、地元ヒューストンでのラジオ番組で「俺は敏捷で洗練されたピューマだ」と熱弁したことで、Big Pumaのニックネームで親しまれた。
バークマンはマイナー時代こそはファーストを守る機会が多かったが、当時のアストロズのファーストにはジェフ・バグウェルがいたため、若手時代はレフトとしてプレー。
メジャー3年目の2001年にはリーグ4位の打率.331、34本塁打、リーグ7位の126打点とブレイクし、MVP投票でも5位にランクイン。さらに翌年の2002年には打率こそ.292と下がったが、42本塁打、リーグ最多の128打点と球界屈指のスイッチヒッターに成長した。
バークマンは2005年開幕直前にアストロズと6年総額8500万ドルで契約延長に合意。2005年からはバグウェルの故障に伴い、ファーストに再コンバート。
2006年には打率.315のハイアベレージに加え、キャリアハイとなる45本塁打、136打点を記録。MVP投票でも3位に輝いた。同年に記録した本塁打並びに打点はナ・リーグでプレーしたスイッチヒッターとしてのシーズン最高記録であり、ミッキー・マントルに続くMLB史上2人目の複数回シーズン40本塁打以上を記録したスイッチヒッターの仲間入りを果たした。
バークマンは2010年オフにカーディナルスに加入。カーディナルスでは打率.301、31本塁打とプホルスに次ぐ主力打者として活躍し、自身初となるワールドシリーズ制覇にも貢献した。
バークマンは安打数こそ2000本に届かなかったが、キャリア通算のrWAR51.9、fWAR55.9と殿堂入りラインの60に迫るWARを積み上げており、球史に残るスイッチヒッターであったことは間違いないだろう。




査定に関して
対左投手F
バークマンはスイッチヒッターだが、右打席では通算50本塁打とパワーが著しく下がり、2001年も左投手に対しては2本塁打、OPSも左打席と比較して、250ポイント近く落ちていた。
バークマンも引退後に、「もう一度野球をやるとしても、スイッチヒッターはやらないだろう」と語っていた。
広角打法
バークマンは球場全体を広く使えるスプレーヒッター。逆方向へのアプローチに秀でていたと言われている。
ローボールヒッター
バークマンのバッティングフォームはすくい上げるようなアッパー気味の軌道ではなく、ボールの軌道に長くバットを乗せるタイプ。それゆえ、低めの変化球をうまく拾ってヒットにしているシーンが多かった。
選球眼
バークマンは選球眼もバツグンで、アストロズ時代の通算出塁率.410は球団最高記録。2001年も92四球を選び、出塁率はリーグ5位の.430をマークしている。
Nishiのこぼれ話
バークマンは2001年から2007年にかけて、なぜか9月21日にホームランを打つというMLBでも極めて珍しい記録を樹立。ちなみに7年連続で特定の日にホームランを打った選手はバークマンとルー・ゲーリックの2人だけ。