ブレット・セイバーヘイゲン

KC(1984-1991)-NYM(1992-1995)-COL(1995)-BOS(1997-2001)
通算成績 399登板 167勝117敗 防御率3.34 1715奪三振 fWAR55.3
獲得タイトル:サイ・ヤング賞2回、最多勝利1回、最優秀防御率1回、ゴールドグラブ賞1回、カムバック賞2回
1989年 36登板 23勝6敗 防御率2.16 193奪三振 fWAR7.5
奇数年最強投手
針の穴を通すような抜群のコントロールを武器に2度のサイ・ヤング賞に輝いたロイヤルズのエース。
セイバーヘイゲンを語る上で外せないのが、奇数年に大活躍し、偶数年に低迷するという極端なジンクス。
具体的には
・1985年 20勝6敗 防御率2.87(サイ・ヤング賞)
・1986年 7勝12敗 防御率4.15
・1987年 18勝10敗 防御率3.36
・1988年 14勝16敗 防御率3.80
・1989年 23勝6敗 防御率2.16(サイ・ヤング賞)
・1990年 5勝9敗 防御率3.27
・1991年 13勝8敗 防御率3.07
・1992年 3勝5敗 防御率3.50
とキャリア前半はもはや「美しい」と言えるくらいに好不調がハッキリと分かれていた。
キャリアハイの成績を残した1989年は、勝利数、防御率の二冠王に加え、勝率(.793)、イニング数(262.1)、完投数(12回)の計5部門でリーグトップの成績を残し、自身2度目のサイ・ヤング賞のタイトルを獲得。この年は後半戦に入ってから15勝2敗、防御率1.74と驚異的な追い上げを見せたことでも知られている。
キャリア後半はメッツとレッドソックスでプレー。メッツ時代の1994年には偶数年でありながら14勝4敗とエース級の成績を残し、これまでのジンクスを克服。
この年はシーズンを通して与えたフォアボールがわずか13個、与四球率0.66、K/BB11.00と歴史的なピッチング。ちなみにこの年の与四球率はMLB史上歴代4位の数字と言われている。
晩年は度重なる故障に苦しみ、セイバーヘイゲンは167勝で現役を引退。この数字だけ見れば殿堂入りには遠く及ばないが、通算のrWARは58.9と一般的に考えられる殿堂入りラインの60に肉薄。
当時の殿堂入り投票では、全く支持を集めることができなかったが、投球の質という観点で見ると殿堂入りクラスの内容を残しており、100年後くらいにはベテランズ委員会枠で殿堂入りを果たす可能性もゼロではない。
球種はツーシーム、スライダー、カーブ、サークルチェンジ。



査定に関して
ゴロピッチャー
セイバーヘイゲンはシンカーでゴロを打たせるピッチングが持ち味。