金丸夢斗
神港橘高校-関西大学-中日ドラゴンズから1位指名
大学No.1左腕
2024年のドラフト会議では最注目の大学野球No.1サウスポー。
最近では珍しいワインドアップから放たれる最速154キロのフォーシームと左投手としては珍しいスプリットのコンビネーションで奪三振を量産。
10月19日時点で246イニングを投げ、320奪三振、奪三振率は11.71。防御率も0.81と関西学生リーグの中では敵なしのピッチングを披露している。
また、ハイライトを見る限り、左打者のインコースにもしっかり投げ込めており、コントロールも◎。大学野球ではリーグのレベル差があるため一概には判断できないが、関西学生リーグでの与四球率も1.21とフォアボールを出すことはほとんどなかった。
今年の3月に行われた侍ジャパンの親善試合では、先発としてマウンドにあがり1回ノーヒットと完璧なピッチング。その試合でもフォーシームはコンスタントに150キロを計測しており、完成度の高さをうかがえた。
プロでも即戦力、それこそ2023年のドラ1投手武内のように開幕から先発ローテーションの一角を担えるポテンシャルを兼ね備え、早くも来年の新人王の最有力候補とみなされている。
球種はスライダー、SFF、チェンジアップ。
大学2年までは、スライダーとチェンジアップを決め球にしていたが、大学3年でスプリットを習得。このスプリットが金丸のマネーピッチとなり、三振の大幅アップにつながった。
また、金丸はカーブも投げているが、さすがに4球種持ちルーキーは前例がなかったため今回はオミット。
査定に関して
逃げ球
関西学生リーグで浴びた本塁打はわずか2本。
ハイライトを見る限り、失投も少なくプロでも一発に泣く恐れは少なそう。
クロスファイヤー
右打者、左打者問わず内角にビシッと入れれるコントロールと度胸を讃えて。
力配分
金丸は常に全力投球というよりはここぞの場面でボールに力が入る印象で、速球のスピードも通常時は140キロ台半ば、ピンチの場面や国際大会など重要な局面で150キロ台に突入しているイメージ*1。
Nishiのひとりごと
査定テーマは即戦力左腕。今作の武内を筆頭に過去作のドラフト即戦力先発投手の能力を参考にバランスを調整しました。
オーペナに入れるとだいたいローテーションの一角として防御率2点台半ば〜3点台前半くらいの成績を残せるはずです。
*1:要するにイメージ査定