メイソン・ミラー
OAK(2023-)
通算成績 65登板 2勝5敗 防御率2.93 142奪三振 28セーブ fWAR3.0
獲得タイトル:特になし
2024年 55登板 2勝2敗 防御率2.49 104奪三振 28セーブ fWAR2.3
100マイルクローザー
最速103.7マイル(167キロ)の豪速球で打者を捩じ伏せるパワーピッチャー。
メジャー1年目の2023年は先発として起用されたが、今シーズンからはクローザーに転向。
この配置転換により、ただでさえ速い(先発時も平均98.3マイル)フォーシームのスピードが跳ね上がり、今シーズンの平均球速は100.9マイル(162キロ)と全盛期のチャップマン級のスピードに。
決め球の縦に落ちるスライダーとのコンビネーションでミラーは三振の山を築き、リリーフながら100奪三振。奪三振率は14.4と驚異的な数字をマークした。
ミラーは小指の骨折で一時戦線を離れたものの、シーズンを通して守護神の座を守り抜き、リーグ5位の28セーブをマーク。アスレティックスのルーキーのセーブ数としてはヒューストン・ストリートの23セーブを抜き、球団最多記録になった。
ミラーはシーズン途中からトレードの噂が絶えず、再建中のアスレティックスとしてはクローザーを抱えておくメリットも少ないため2025年シーズンのチーム状況によっては早々に放出される可能性も高そうだ。
球種はスライダー、Vスライダー。
査定に関して
コントロールD
このタイプのピッチャーはコントロールが破綻していることが多いがミラーは与四球率2.9と悪くはない。ハイライトを見ていると細かいコースを狙うのではなく、とにかく自慢のストレートをストライクゾーンに投げ込むスタイルを貫いている印象だ。
Nishiのこぼれ話
ミラーは大学時代に1型糖尿病と診断され、一時は体重が15キロ近く減り、野球どころではない状況に。そこから病気と戦いながらトレーニングを行い、速球のスピードも100マイルをコンスタントに計測するようになりプロ入りの夢を掴みとったのだとか。
関連選手:ア・リーグ新人王候補
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