トレイ・ウィンゲンター
SD(2028-2019)-DET(2023)-BOS(2024)-CHC(2024)-西武(2025-)
通算成績 97登板 2勝3敗 防御率5.66 127奪三振 1セーブ 21ホールド fWARマイナス0.1
獲得タイトル:特になし
2019年 51登板 1勝3敗 防御率5.65 72奪三振 1セーブ 16ホールド fWAR0.7
レオのドクターK
埼玉西武ライオンズへの加入が発表されたパワーピッチャー。
身長2メートルの長身から放たれる常時150キロ後半のフォーシームとキレのあるスライダーのコンビネーションがアピールポイント。
特に投球割合の4割を占めるスライダーは被打率.141とメジャーレベルでも通用していた。
2019年には51イニングで72奪三振、奪三振率12.7とメジャーでもトップクラスの三振奪取能力を誇り、K%はMLB上位9%をマーク。
持っているポテンシャルは高いが、コントロールがかなり荒れており、2019年も与四球率4.94と独り相撲で自滅してしまった。
ライオンズはセットアッパーとしての起用を予定しており、ウィンゲンター→アブレイユ→平良の剛腕トリオで試合を締めくくれるか注目だ。
なお、個人的にはライオンズの補強ポイントは打撃陣であり、強打のスラッガーを2人ほど加えたいところ。
球種はスライダー、Vスライダー。
ウィンゲンターはハイライトを見るに横変化の大きいスライダーと縦変化重視のスライダーを投げ分けている。ライオンズの球団本部長の広池氏は「横に変化するスライダーと直球が持ち味」と話しており、今回は普通のスライダーの変化量を4、Vスライダーを3に設定した。
査定に関して
対ピンチF・打たれ強さF・対ランナー×
ウィンゲンターはとにかくランナーを背負ってからのピッチングに課題を抱え、2019年はランナー1塁の場面で被打率.278。
打たれ強さを表すLOB%は58.3%とかなりの低さだった。