イアン・キンズラー
TEX(2006-2013)-DET(2014-2017)-LAA(2018)-BOS(2018)-SD(2019)
通算成績 1888試合 .269 1999安打 257本塁打 909打点 243盗塁 fWAR47.4
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞2回、フィールディング・バイブル・アワード1回
2011年 155試合 .255 158安打 32本塁打 77打点 30盗塁 fWAR7.3
Mr.30-30
走攻守三拍子そろった2000年代後半〜2010年代中盤を代表する二塁手。
2009年には二塁手としてはアルフォンソ・リリアーノ、ブランドン・フィリップスに次いで3人目の30-30を達成。さらに2011年にも自身2度目となる30-30を成し遂げている。
俊足を活かしたセカンド守備ではトップクラスの守備範囲を誇り、キャリア通算のDRSはプラス88。
際どいボールに果敢に飛びついた弊害か、メジャー1年目の2006年から2008年までの3シーズン連続で最多失策を犯してしまいレンジャーズ時代はゴールドグラブ賞には縁がなかったが、タイガース移籍後は確実性が増し、2016年にようやくゴールドグラブ賞を獲得した。
キンズラーを語る上で欠かせないのが、2013年オフにレンジャーズからタイガースにトレードされる際に放った「レンジャーズは162敗してしまえ」という言葉。
キンズラーの言葉通り162敗とはいかなかったものの、レンジャーズは翌年95敗でリーグ最下位に転落し、一部では“キンズラーの呪い”としてネタにされた。
キンズラーとレンジャーズの関係は現在は修復されており、2023年にはGM特別補佐としてチームに復帰している。
また、キンズラーはユダヤ系アメリカ人であり、引退後はWBCイスラエル代表の監督に就任している。
Nishiのこぼれ話
2024年にはアリゾナ州立大学時代のチームメイトであるダスティン・ペドロイアとそろって殿堂入り候補にノミネート。キンズラーは1999安打、fWAR47.4、rWAR54.1と殿堂入りを果たすにはあと一歩足りない数字で、途中経過でも足切りラインに残せるか微妙な状況。
関連選手:
大学時代のチームメイト ダスティン・ペドロイア
トレード相手 プリンス・フィルダー