アンドリュー・ジョーンズ
ATL(1996-2007)-LAD(2008)-TEX(2009)-CWS(2010)-NYY(2011-2012)-楽天(2013-2014)
通算成績 2196試合 .254 1933安打 434本塁打 1289打点 152盗塁 fWAR67.0
獲得タイトル:MVP1回、本塁打王1回、打点王1回、シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞10回、ハンク・アーロン賞1回
2005年 160試合 .263 154安打 51本塁打128打点 5盗塁 fWAR7.6
ニコニコお散歩おじさん
通算434本塁打、外野手としては歴代3位タイ*1のゴールドグラブ賞10回の実績を誇るスーパースター。
晩年の楽天時代の姿からは想像しがたいが、外野守備の評価は非常に高く、全盛期は史上最高の守備力を誇るセンターと言われるほど。
1999年には外野手としては歴代11位(1981年以降では歴代1位)の493刺殺を記録している。
また、センター守備の上手さは守備指標でもしっかり裏付けされており、2002年からの累計UZRは118.2。DRSも2003年からの累計ながらプラス60。今回作成した2005年もDRSプラス15、UZRプラス26.2と素晴らしい数字を残している。
史上最高クラスの外野守備のおかげで通算のfWARは殿堂入りラインを越える67。一方で、低打率や2008年以降はメジャーレベルでなかったことがネックになり、有資格1年目は7.3パーセントと振るわず。
この時点では殿堂入りは絶望的だったが、セイバーの普及でAJの守備力が再びフォーカスされると評価が鰻登りに高まり、有資格7年目の2024年には62パーセントにまでアップ。
AJと同タイプの選手であるスコット・ローレンが殿堂入りしたことからも10年目までの殿堂入りの可能性は極めて高く、早ければイチローやサバシア、ワグナーと同タイミングとなる2025年での殿堂入りもあり得る。
査定に関して
チャンスF
2005年はリーグトップの128打点を挙げたが得点圏打率は.207、OPSも.721と実際にはチャンスに弱かった。
魔術師
今回のこだわりポイント。史上最高のセンター守備ということで金特で箔をつけた。ちなみにジョーンズの2002年からのUZR118というのはMLB歴代最高の数字でもし仮にAJのデビュー当初からUZRが存在していたら200越えの可能性も。また、トータルゾーンというひと昔前の守備指標では6シーズンで135という凄まじい数字を叩き出している。
サヨナラ男
2005年は6月25日のオリオールズ戦と9月1日のナショナルズ戦の2試合でサヨナラ本塁打を記録。
*1:歴代1位はウィリー・メイズとロベルト・クレメンテの12回