ジャクソン・メリル
SD(2024-)
2024年 156試合 .292 162安打 24本塁打 90打点 16盗塁 fWAR5.3
生粋のクラッチヒッター
2024年開幕前のトッププロスペクトランキングで全体12位にノミネートされた期待の逸材。
マイナー時代はショートを守っていたが、パドレスは金河成、ザンダー・ボガーツとショートを守れる選手がスタメンに複数いたため2024年のスプリングトレーニングでセンターに転向。
スプリングトレーニングで結果を残していたこともあり、韓国で開催されたドジャース戦で史上3人目*1となる「20歳以下で開幕センター」としてメジャーデビュー。
3Aを飛び級してのメジャーデビューだったため、MLBレベルのボールに対応できるか不安視されていたが、メリルは全く苦にすることなく順応。抜群のバットコントロールで低めの変化球にもしっかり対応でき、チームとしてはアラエスに次ぐ打率.292をマーク。
また、メリルは試合を決めるここぞの場面に強い生粋のクラッチヒッターであり、9回以降に同点または逆転ホームランを5本もマーク。これは21歳以下の選手としては歴代1位の記録となっている。
慣れないはずのセンター守備でもDRSプラスマイナス0、UZRではプラス7.2、OAAでは上位3%となるプラス12と完全に適応。特にメリルはダイビングキャッチが抜群に上手く、チームの危機を何度となく救っていた。
新人王争いではスキーンズと一騎打ちの様相を呈しており、どちらに決まってもおかしくはない状況だ。
査定に関して
初球◯
初球打率は.439、9本塁打、OPS1.282と優秀。
ローボールヒッター
画像のように特に低めのボールを得意としている。
悪球打ち
メリルは初球からガンガン打ちに行くスタイルと抜群のバットコントロールが相まって選んだフォアボールはわずか29。もう少し選球眼が良くなれば手のつけられない強打者に成長できそう。
逆境◯・決勝打・サヨナラ男
試合終盤で能力が上がる得能3点セットでメリルの勝負強さを再現。
関連選手:ナ・リーグ新人王候補
ポール・スキーンズ
*1:ケン・グリフィーJr.、アンドルー・ジョーンズ