トレイ・イェサベージ

TOR(2025-)
2025年 3登板 1勝0敗 防御率3.21 16奪三振 fWAR0.4
逆スライダーの使い手
アームアングル64度とMLB屈指のオーバーハンドから画像のような通常のスライダーとは真逆の方向へ変化する“逆スライダー”を操るブルージェイズの若き先発右腕。

イェサベージは2024年ドラフトでブルージェイズから1巡目全体20位で指名されたプロスペクト。
2025年はシングルAからスタートすると、高い奪三振能力を武器に一気にマイナーを駆け上がり、9月15日のレイズ戦でメジャーデビュー。プロデビューからわずか5ヶ月というスピード昇格はMLBでも稀に見ぬ快挙となった。
イェサベージは故障離脱してしまったホセ・ベリオスの穴を埋める形で先発ローテーションに定着すると、3登板で防御率3.21とルーキーとしては上出来の数字をマーク。
ある意味で初見殺しのような尖ったピッチングスタイルも相まって、ポストシーズンでも先発として起用され、3登板で2勝1敗、防御率4.20とブルージェイズのワールドシリーズ進出にしっかり貢献。
10月24日のドジャースとのワールドシリーズ第1戦で先発起用されることが明言されており、イェサベージがチャンピオンリングを手にできれば、シングルAからワールドシリーズまで駆け上がった類稀なる選手としてブルージェイズファンのみならず、他球団ファンからも知られる存在になるだろう。
球種はVスライダー、SFF。

逆スライダーはVスライダーをベースにしたオリ変で再現。



査定に関して
奪三振
イェサベージはマイナーで98イニングを投げ、160三振を奪ったドクターK。メジャーでも奪三振率10.29と高い奪三振能力を維持している。
闘志
イェサベージは闘争心の強いブルドッグメンタリティの持ち主という評価。ハイライトでも三振を奪ったタイミングなどで雄叫びを上げている。