クリス・バシット

CWS(2014)-OAK(2015-2016,2018-2021)-NYM(2022)-TOR(2023-)
通算成績 232登板 83勝65敗 防御率3.64 1191奪三振 fWAR19.7
獲得タイトル:最多勝利1回
2023年 33登板 16勝8敗 防御率3.60 186奪三振 fWAR2.6
変化球マスター
ここ最近のメジャーリーグでは、一つないし二つの絶対的な決め球に頼るのではなく、複数の変化球をバランスよく投げるPitch Mixと呼ばれるスタイルが流行中。そんなPitch Mixの先駆者の1人が今回作成したバシットだ。
バシットは速球のスピードこそは最速154キロとMLBの先発右腕の中では遅い部類だが、画像のように8球種を自由自在に操り、タイミングをずらす技巧派の頂点のようなスタイルで、試合を確実につくる先発ローテーション投手として台頭。

このスタイル確立前の2018年まではわずか4勝の4Aクラスピッチャーだったが、変化球投手にモデルチェンジした2019年からは短縮シーズンとなる2020年を除いて、毎年二桁勝利をマーク。
3年総額6300万ドルでブルージェイズに加入した2023年にはリーグ最多の33先発とローテーションを完璧に守り、チーム最多かつ、リーグ2位となる21回のQSを記録。打線の援護にも恵まれ、リーグ最多の16勝をマークし、サイ・ヤング賞投票でも10位にランクインした。
バシットは同僚のゴーズマン、ベリオスと共に2023年からブルージェイズの先発ローテーションをしっかり守り、成績こそは毎年落としているものの、3シーズン連続で二桁勝利&規定投球回をクリア。
バシットは来季37歳になるが、先発4、5番手の役割を十分こなせる力は残しており、2年総額2000万ドル規模の契約はゲットできそう。
球種はツーシーム、カットボール、スローカーブ、スラーブ。
バシットは上記の球種以外に、チェンジアップやスプリットも投げることができるが、さすがに5球種以上はオーペナブレイカーになりかねないため、今回は4球種で再現。




査定に関して
尻上がり・スロースターター
バシットは初回の防御率が5.45と立ち上がりに不安を抱えるが、5回まで耐え切れば、安心して試合を任せられるエースに変貌。特に7イニング以降の防御率は1.50と圧倒的な数字だった。