青木宣親
ヤクルト(2004-2011)-MIL(2012-2013)–KC(2014)–SF(2015)–SEA(2016)–HOU(2017)–TOR(2017)–NYM(2017)–ヤクルト(2018-2024)
MLB通算成績 759試合 .285 774安打 33本塁打 219打点 98盗塁 fWAR9.9
獲得タイトル:特になし
2012年 151試合 .288 150安打 10本塁打 50打点 30盗塁 fWAR2.4
ヤクルトの安打製造機
2024年シーズンをもっての現役引退を表明したNPB屈指の安打製造機。
今回はMLB1年目の青木を再現。
2011年オフにメジャー挑戦を宣言するも、当時のMLBでは福留や松井稼らNPBで圧倒的な成績を残した強打者がメジャーで軒並み苦しみ、NPB屈指の巧打者の青木といえど評価は低く、当初主だったオファーはなし。唯一関心を示したブルワーズが入団テストを行い、2012年1月に2年250万ドルとかなりのお手頃価格でブルワーズに加入した。
メジャー1年目はスプリングトレーニングでのバッティングを評価され、開幕メジャーを勝ち取るとそこからヒットを量産し、レギュラーに定着。
最終的に打率.288、30盗塁、出塁率.355とリードオフマンとしては100点の成績を残した。また、ライトでDRSプラス7とメジャー移籍前に不安視されていた守備も合格点の数字だった。
2013年オフにウィル・スミス(優勝請負人の方)とのトレードでカンザスシティ・ロイヤルズに移籍してからは毎年のようにチームを転々。
そんな中どのチームでも青木は打率.280近辺のアベレージを残し、某掲示板では「青木.280収束説」が囁かれた。
青木のメジャーにおけるある意味最大のハイライトは2017年6月30日のヤンキース戦。
この試合ではモップアップ要員として9回に登板し、3失点を喫したものの最強打者アーロン・ジャッジを見事フライに打ち取り、ジャッジを抑えた男として称賛された。
2018年からは古巣ヤクルトでプレー。
2度目のヤクルト時代は走力が落ちた分、長打がグンと増え、2020年には107試合で17本塁打、OPSではキャリアハイとなる.981をマーク。
2021年からはバッティングが下降線を辿っていったが、頼れるリーダーとしてチームのセ・リーグ2連覇に大きく貢献した。
査定に関して
2012年の青木はつけれる青特の幅が広く、取捨選択にかなり悩みました。
最終的に特能が3列目までいくのは美しさに欠けたため、対ストレート◯、ハイボールヒッター、流し打ち、バント◯などはオミットしています。
プルヒッター
2012年に放った10本塁打のうち、9本がライト方向。
粘り打ち
青木といえば粘りのバッティング。
2012年もフルカウント打率.320と粘りのバッティングが光った。
内野安打
2012年は37本の内野安打を記録。
初球◯
初球打率は.468、ノーストライク打率も.412
満塁男
満塁打率は.500!
サヨナラ男
2012年6月7日のカブス戦でサヨナラ本塁打を記録。
調子安定
「青木.280収束説」より。MLBでプレーした2012年から2017年にかけて残したアベレージ.285は同期間でプレーした野手の中では23位の数字とのことでコンタクトヒッターとしての才能はメジャーでも十分発揮できていた。
関連選手:青木のトレード相手
ウィル・スミス