ヴラディミール・ゲレーロ
MON(1996-2003)-LAA(2004-2009)-TEX(2010)-BAL(2011)
通算成績 2217試合 .318 2590安打 449本塁打 1496打点 181盗塁 fWAR54.5
獲得タイトル:MVP1回、シルバースラッガー賞8回
2002年 161試合 .336 206安打 39本塁打 111打点 40盗塁 fWAR7.1
Vlad the Impaler
2018年に殿堂入りを果たした2000年代を代表する外野手。
ゲレーロはメジャー2年目から12年連続でアベレージ3割以上と、天性のバットコントロールが持ち味。
ストライクゾーンから大きく外れたボール球やワンバウンドしたボールでもヒットにし、マイク・ソーシア監督曰く「ゲレーロのストライクゾーンは鼻からつま先まで」とのこと。
また、モントリオール・エクスポズ時代はスピードにも秀で、2002年には39本塁打・40盗塁で30-30を達成している。
そして、ゲレーロを語る上で欠かせないのが肩の強さ。
ゲレーロはライト最深部からサードまで悠々と送球が届くバズーカアームの持ち主で、キャリアを通して3回の補殺王に輝いている。
オフェンス面でのゲレーロの貢献は著しい一方、キャノンアームを持ってしてもディフェンス面での貢献度はイマイチ。
ゲレーロはとにかくワイルド、悪くいえばプレーが雑で誰にでも捕れそうなフライを度々落球。通算のDRSもマイナス25とセイバー面での評価も低かった。
ゲレーロは私生活もワイルド。5人の女性の間に8人の子をつくり、そのうちの一人がブルージェイズで大活躍中のゲレーロJr.である。
査定に関して
盗塁E
2002年は40盗塁したものの、失敗は20…。これは赤星解説も苦笑い。
肩100・レーザービーム
ゲレーロの肩は歴代選手の中でもトップクラスに強い。個人的にはゲレーロ級だと思ったのはセスペデスやロッキーズのジョーンズくらい。
アベレージヒッター
通算打率.318、メジャー2年目から12年連続で3割越えを讃えて。
固め打ち
2002年は15回の猛打賞を記録。1試合4安打も2度達成している。
威圧感
2002年は32敬遠。アナハイム・エンゼルス時代の2005年からは4シーズン連続で最多敬遠と勝負を避けられる場面が目立った。
サヨナラ男
2002年7月30日からのダイヤモンドバックスとのカードで2回のサヨナラ本塁打を記録。
関連選手:息子
ヴラディミール・ゲレーロJr.