アルバート・プホルス
STL(2001-2011)-LAA(2012-2021)-STL(2022)
通算成績 3080試合 .296 3384安打 703本塁打 2217打点 117盗塁 fWAR89.9
獲得タイトル:MVP3回、首位打者1回、最多本塁打2回、打点王1回、新人王、シルバースラッガー賞6回、ゴールドグラブ賞2回、フィールディング・バイブル・アワード5回、ハンク・アーロン賞2回、ロベルト・クレメンテ賞1回、ルー・ゲーリック賞1回、カムバック賞1回
2009年 160試合 .327 186安打 47本塁打 135打点 16盗塁 fWAR8.4
安定感抜群のThe Machine
・MLB史上初のルーキーイヤーから10年連続3割、30本塁打、100打点を記録
・歴代4位の703本塁打
・歴代2位の2218打点
・歴代29位、2000年以降にデビューした選手としてはトップのrWAR101.4
・MLB歴代2位タイの3度のMVP獲得
など数々の偉業を成し遂げた2000年代最強のスラッガー。
2000年代はまさにプホルスの時代といっても過言ではなく、デビューイヤーから2009年までの10シーズンは全てMVP級の成績をマーク。
特に2005年からは6シーズン連続でリーグトップのrWARを記録しており、現在のWAR重視の投票スタイルなら6シーズン連続のMVPに輝いてもおかしくはなかった。
カーディナルスでプレーした11シーズンで積み上げたrWARは86.8、fWARも81.2と圧巻の数字を残すも、10年2億5400万ドルで加入したエンゼルス時代は衰えや極端なシフトの影響でアベレージを残せなくなり、半ば不良債権と化してしまったが2015年に40本塁打を放つなどパワーは健在。
キャリア最終年となる2022年は古巣カーディナルスに復帰すると後半戦に全盛期のバッティングを取り戻し、2012年以来となるOPS.895と42歳の選手とは思えない成績で有終の美を飾った。
プホルスはステロイドなどの薬物に一切頼っていないクリーンな選手であり、ダウン症の子どもの支援を積極的に行うなど人間性も◎。こうした背景もあって有資格1年目の2028年に殿堂入りすることは間違いなし!
プホルスはマリアーノ・リベラに続く史上二人目の満票選出の可能性も非常に高く、最低でも98%以上の支持は得られると言われている。
査定に関して
守備B
全盛期はファースト守備の名手として知られ、2007年にはファーストとしては歴代最高のDRSプラス31を記録。
今回作成した2009年もDRSプラス17と高い守備力を誇っていた。
併殺
カーディナルス時代は非の打ち所がないキャリアを歩んでいたプホルスだが、強いて欠点をあげるとすれば併殺打が多いことくらい。
プホルスはMLB歴代最多となる426併殺を記録しており、今回作成した2009年も23併殺。
Nishiのこぼれ話
プホルスはルーキーイヤーから貫禄のある顔つきだったこともあり、年齢詐称疑惑が絶えない。なお、実際には詐称していないとのこと…。
また、殿堂入りの対象にとなる2028年は、プホルスとともにカーディナルスの黄金時代を支えたヤディアー・モリーナも殿堂入りの候補者リストに登場。モリーナも殿堂入りクラスのキャリアを送っており、揃って殿堂入り出来るかにも注目だ。